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晴れた日の森に死す 創元推理文庫

カーリン フォッスム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488174057
ISBN 10 : 4488174051
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ノルウェーの森の奥で老女が殺害される。被害者の左目には鍬が突き刺さっていた。第一発見者の少年が、精神病院に入所している青年エリケを現場で目撃していた。捜査陣を率いるセイエル警部は、エリケを犯人と決めつける者たちの偏見の言葉に左右されず、冷静に手がかりを集めていく。だが信じがたい事実が発覚。エリケは近くの町の銀行強盗に巻き込まれ、銃を持って逃走する強盗犯の人質になっていた。ガラスの鍵賞受賞作家が贈る衝撃のミステリ!

【著者紹介】
カーリン フォッスム : 1954年ノルウェー生まれ。1974年に詩集Kanskje i morgenでデビューし、ノルウェー作家協会がその年のもっともすぐれた文芸デビュー作に与えるタリエイ・ヴェースオース新人賞を受賞。『湖のほとりで』で、ノルウェー推理作家協会(リヴァートン・クラブ)が選出する年間最優秀ミステリに与えられるリヴァートン賞と、北欧五か国のもっともすぐれたミステリに与えられるガラスの鍵賞を受賞。『晴れた日の森に死す』で、ノルウェー書籍販売業者協会の大賞を受賞した。“セイエル警部”シリーズ2014年刊行の最新作Helvetesildenが再度リヴァートン賞に輝いた

成川裕子 : 1951年沖縄に生まれる。1975年香川大学経済学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    帯に「ガラスの鍵賞」他9冠に輝く、北欧ミステリーの女王との華々しい惹句。物語の発端は、森の中の一軒家での老女殺害事件。そして、次なる事件は市中で銀行強盗が人質を取って逃走。と、発端はなかなかにスピーディだ。ただし、これに続く犯人と人質との逃避行は、全く噛み合うことなく、なんだか奇妙に悠長な展開。逃避行の結末、そして真相の解明、さらにはセイエル警部が迎える結末と、最後は3段構え。ミステリーとしては全く妙味を欠く。社会派?一応はそうだ。結論的に言えば、何ゆえの9冠なのかは不明といったところ。

  • 夜間飛行

    精神病院を抜け出した青年が森や野原や廃屋を通り、殺害される老女に出会うまでの心理描写が胸にしみる。次いで銀行強盗犯と青年の奇妙な逃走劇…逃げる側と追う側の視点が交錯する書き方が斬新だった。周りの偏見と心の中の支配的人格に苦しめられる青年に親近感を覚えつつも、彼の心が最大の謎として残されたまま話は後半へと進む。厳しさと人情味を併せ持つセイエル警部や、あくまでも青年を信じる女医、青年と心を通わせ始めたドジな強盗犯らを介して、少しずつ青年の心が解明されていく過程に温かみがあった。そして老女の死の真相が明らかに。

  • papako

    新刊で気になって。ずいぶん経ったなぁ。最近よく読む北欧ミステリー。森で老女が殺された。そこである青年エリケが目撃される。その後銀行強盗の人質になったエリケ、果たして犯人なのか?主人公のコンラッド警部、銀行強盗防げたよね!職務質問しようよ!タイトル通り静かな森で進む物語。しかし、後味の悪いラストでした。救いはエリケと銀行強盗のモルガンの交流。ただ、翻訳のせいなのかエリケの礼儀正しい話し方が一定してなかったのが残念。こういう感じなのかしら。『物事はただ起きるんだ』ただただ悲しいなぁ。

  • のぶ

    最近読んだ北欧ものでは比較的オーソドックスな、警察小説でありミステリーだった。ノルウェーの森で女性が惨殺される。捜査に当たる警部セイエル。物語に絡んでくる精神病院に入院している青年と、銀行強盗がキーとなって話が進行してゆく。そんなに大きな話ではないが、ノルウェーの自然を巧みに取り入れて、なかなか面白い小説になっていた。ノルウェーで賞を獲っている作品のようだが、読んで損のない一冊だった。

  • goro@the_booby

    老女殺しの容疑者が、銀行強盗の人質となった。とくれば先の見えないジェットコースター物語かと思うが、これはそうならなかった。最初から最後まで真相も物語も森の中。人の心の中は誰にも分らない。エリケは彼のことを同じだと思っていたのかもしれない。セイエル警部とソーラのその後が気になる終わり方で次作も翻訳されるのでしょうか。

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