カート・ヴォネガット

Individuals/organizations Page

Books

カート・ヴォネガット全短篇 4 明日も明日もその明日も

カート・ヴォネガット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152098474
ISBN 10 : 4152098473
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

愛と笑いを与えてきた作家カート・ヴォネガットの全短篇を、8つのテーマに分類し集成。完結篇となる4分冊の第四巻には、「フォスター・ポートフォリオ」「ハリスン・バージロン」をはじめとする「ふるまい」「リンカーン高校音楽科ヘルムホルツ主任教諭」「未来派」テーマの28篇を収録する。

【著者紹介】
カート ヴォネガット : 1922年11月11日、インディアナ州インディアナポリスに生まれる。コーネル大学生化学科へ進み、学内紙「コーネル・デイリー・サン」の編集に携わる。1942年、軍隊に召集。バルジの戦いにてドイツ軍の捕虜となり、ドレスデン爆撃を体験する。終戦後、ゼネラル・エレクトリック社で広報として働きつつ、1950年、「バーンハウス効果に関する報告書」により作家デビュー。車のセールスマン、英語教師など職を転々としながら執筆を続け、雑誌を中心に短篇を発表。2007年4月11日、マンハッタンの自宅にて逝去。享年84

大森望 : 1961年生、京都大学文学部卒、翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • absinthe

    ヴォネガットの短編集。投資顧問、音楽教師の話の後に楽しい未来派のSFチックな話。風刺のきいた歪んだ未来。人口問題や長寿、環境汚染、悪平等。社会問題を大げさに風刺して見せるブラックでユーモアに富んだ未来像。『ハリスン・ヴァージロン』は特にSピンカーやサンデル教授など様々な著書で引用されているが未読だった。究極の悪平等社会。美しい人は醜い仮面や付け鼻を、健康な人にはハンデの重りを、頭のいい人には思考を阻害する雑音発生器を付けられる平等社会の話。

  • ケイ

    3部から成る。@【ふるまい】16話 女達の決意があっぱれ。「ハロー、レッド」赤毛の女の子にウインク。「駆け落ち」〜恋をするのに若すぎるこなんてことはない。でも、若すぎるのよ。恋と一緒にくっついてくるすべてのものに対して。さよなら、愛してる 「ポーマー」秘書の機転 A【リンカーン高校音楽科 ヘルムホルツ主任教論】5つの話、どれも最高。恋のことも何も知らないヘルムホルツがリーダーをするバンドの演奏が聴きたいよ。B【未来派】このSFセクションだけは暗さが際立ち苦手かな。ここにきて柴田元幸氏の解説に安堵。

  • kazi

    4冊まとめ買いして以来、長らく積みっぱなしになっていました。読メの登録者数見て思ったんだが、高名な作家の割には日本ではあんまり人気ないのかね?とにかく彼の作品は“ユーモア”と“ウィット”に尽きると思う。話の落としかたが上手くて、ポンっと膝を叩きたくなる感じ。「リンカーン高校音楽家ヘルムホルツ主任音楽教諭」シリーズの5短篇、中でも「手に負えない子供」が個人的に気に入った作品です。非行少年と音楽教師。教師は少年を暗く冷たい未来から救い出そうするが、少年はかたくなで心を開かず、新たな非行に走ってしまう。

  • 阿部義彦

    やっと、時間が取れてこのシリーズの、最終巻を読了。50年代に書かれた物が中心です。セクション7はリンカーン高校の音楽科をテーマとした連作短編だったのですね。中間小説そのもので音楽も絡み悪くないですね。まだ教訓めいた部分の尻尾ものこってますし。興味深かったです。白眉はやはりラストの未来派ですね。人口爆発による未来像を、思想統制や道義的自殺、食糧事情とからめて、ドタバタをす含めて面白おかしく書いてます。しかし、素直には笑えないのですが。「モンキーハウス〜」も良いけど「2BR02B」が今回では最強でした。

  • maimai

    いよいよ最終巻。これにて出版されているヴォネガット作品はすべて読んでしまったことになる。長い間楽しませてくれてありがとう、ヴォネガットさん。また会いにきます。4巻それぞれの巻末につけられた解説のうち、この巻の柴田元幸のものが最もしっくりきた。「保守的な」「ヒューマニズムへの郷愁」と、『スローターハウス5』の「トラルファマドール星人」に代表される時間や人間を超越した視点の、「両方を行き来する書き手」という指摘には目を開かれる思いがした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items