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殺人者と恐喝者

カーター・ディクソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562037629
ISBN 10 : 4562037628
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「殺人者」と「恐喝者」が同居するフェイン家で起こる不可解な事件の数々。奇術的世界と「ある仕掛け」を、ヘンリー・メルヴェール卿が喝破する。論争を巻き起こした巨匠最大の問題作。

【著者紹介】
カーター・ディクスン : ジョン・ディクスン・カー。1905年、米国ペンシルヴェニアで政治家の息子として生まれる。30年にアンリ・バンコランが探偵役をつとめる『夜歩く』でデビュー。密室の王者とも称された不可能犯罪小説の巨匠。その作品の神秘性や不可能趣味は、後のミステリ界に大きな影響を与えた

森英俊 : 1958年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、会社勤務を経て評論・翻訳家に。99年に『世界ミステリ作家事典 本格派篇』で日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おりん

    面白かった。良作。翻訳が良く、読みやすい。また、アンフェアギリギリではありながらも最後に明かされるまさかの真実には唸らされてしまいました。素晴らしい。そして密室もあります。こちらは小粒のトリックなのであまり感心はしませんでしたが。難点は、登場人物が少ないので何となく犯人の目星がついてしまう点でしょうか。ただし、犯人あて以外の観点から、そうだったのかという驚きはしっかり用意されているので、驚きが欲しい人、びっくりしたい人にはお勧めの本だと思います。

  • 星落秋風五丈原

    「でも—殺人だなんて」ヴィッキー・フェインは、夫アーサーが浮気相手を殺していたことを知らされる。叔父ヒューバートがその一部始終を見ていたのだと。アーサーとヒューバート—殺人者と恐喝者の奇妙で危うい同居が、やがてフェイン家に悲劇をもたらすことになる。晩餐の余興として催眠術が披露され、術をかけられたヴィッキーはアーサーを短剣で刺殺してしまう。余興用のゴムの短剣が、誰も気づかないうちに本物にすり替えられていたらしいのだ。ヘンリー・メリヴェール卿が突きつけた真相とは…。論争を巻き起こした巨匠最大の問題作。

  • ホームズ

    なんと言うかフェアープレイとは言えない作品ですね。何回読んでも好きにはなれないですね〜。事件の展開はそれなりに良いしH・Mも相変わらずですが・・・。

  • ホームズ

    「認められた」事実 って所がポイント。ちょっとわかりにくかな(--;)フェアープレイとは少し違ってしまうのでは?(--;) 催眠術で夫を殺害してしまう妻。ゴムのナイフが本物のナイフにすり替えられている。トリックが(--;)それは微妙かな(--;)

  • クランチ

    やっぱりトリックが「ちょっと無理がないか?」と思ってしまう。でもH・M卿の人物描写は面白くて好き。「人間が書けない」現代のミステリ作家と一線を画している

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