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爬虫類館の殺人 創元推理文庫

カーター・ディクスン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488118525
ISBN 10 : 4488118526
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

第二次世界大戦下、連日空襲の脅威にさらされているロンドン。ある夜、爬虫類館が名物のロイヤル・アルバート動物園の一室で、園長と一匹の大蛇がガス中毒で死亡する。部屋は内側からすべての扉と窓に目張りがされた密室で、状況からは自殺としか思えない。だが、爬虫類に生涯を捧げた園長がヘビを道連れにするだろうか? 騒動の果てに名探偵ヘンリ・メリヴェール卿が明かす真相とは――不可能犯罪の巨匠、中期の会心作!

【著者紹介】
カーター・ディクスン : アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ(1906‐77)。本名ジョン・ディクスン・カー。1930年に予審判事アンリ・バンコランを探偵役とした『夜歩く』を発表。以後、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。〈不可能犯罪の巨匠〉と呼ばれる

白須清美 : 1969年山梨県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 森オサム

    ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ十五作目。めちゃくちゃ面白かった、好みだったんかな?。いずれにしても翻訳が素晴らしかったのが大きな要因では有ります。密室トリックは長い人生のどこかで聞いて知っていたのだと思います、これが初出なんでしょうけど。何がそんなに気に入ったのか、解説の大山誠一郎氏が最後の二行に全部書かれていますので、以下引用いたします。シンプルかつユニークな密室の設定、大胆な手がかりと巧妙なミスディレクション、カーの好きなスラップスティックなユーモアと王道ラブコメが詰まった本作は、カー中期の傑作です。

  • geshi

    空襲下のシチュエーションと目張り密室の厳密性をいかに解くのかの2点がストロングポイントで、他は並み。対立する奇術師たちのロマンスは、いきなり人を投げ飛ばしたりキスしたり心情が全く読み取れなくてキツく、登場人物が魅力に欠ける。スラップスティックコメディも笑いにまで昇華できていない印象。目張り密室のトリックはアイデアそのものよりも、誤魔化しのために戦争という状況すら使う作者のバイタリティに面白味があった。犯人当てはカー自身が迫りきれた以内の自覚しちゃってるよね。

  • 糸巻

    〈H・M卿〉シリーズ。検索してみたらシリーズ自体は全24作(短編は含まず)で、こちらは15作目にあたるらしい。1話完結でどこから読んでも良いようだが、首席警部のマスターズとは長い付き合いらしくその関係性も知りたくばもっと若い順番から読んだ方が楽しめるかも。舞台は第二次世界大戦下のロンドン。爬虫類を愛する動物園の園長が、目張りをされた部屋の中でガス中毒により死亡。自殺か、自殺に見せかけた密室殺人か…。怪し気な犯人候補が複数いるしで、最後まで真相が分からなかった。目張りのトリック、まさかアレで?って感じ。

  • 歩月るな

    「すごく酔わないと、わたしにキスしたくならないの?」「いちゃつくやつらは大嫌いじゃ」熟練の戦時下状況作品。日常的に飛行機が飛んで爆弾が落ちてくる状況下の生活と、動物園に待ち受ける悲劇。「かわいそうなぞう」と同じ状況というのも理解できるはず。だからこそ悲哀に満ちているし、奇術の興業もどうなるかわからんと来る。そういう環境で成り立つ犯罪。最高のドタバタラブロマンスを物語の進行役として立たせていることで、何が伝わらず覆い隠されているかをうまく目立たなくさせると同時に、種は蒔いてある。戦時中に、これが描かれてる。

  • 中期の作品らしくトリックはまあ普通だが、戦争中であることを利用した伏線の活かし方が上手い 解説にあるように当該の描写を読むと、細心の注意で訳されていることが分かる  しょーもないドタバタ、ラブコメもそれなりに面白い

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