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氷の天使

カロル・オコンネル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488195069
ISBN 10 : 4488195067
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

義父が殉職した。刑事マロリーは上司の命令を無視して単独捜査を始める。違法行為をものともせず、ただ犯人を挙げるために―。鮮烈無比なヒロインを描く新シリーズ開幕。

【著者紹介】
務台夏子 : 英米文学翻訳家。訳書にオコンネル「クリスマスに少女は還る」、デュ・モーリア「鳥」、アンブローズ「覚醒するアダム」、フレンチ「記憶の家で眠る少女」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • セウテス

    【キャシー・マロリー シリーズ】第1弾。資産家老夫婦の連続殺人を、捜査していたキャシーの義父であり、警察官の義父マーゴヴィッツが殉職する。強い女性のミステリとして良く名前が上がるシリーズで、氷の天使のイメージよろしく美貌の警察官であり、私としては期待値が高い。登場人物レギュラー陣の個性はかなり気に入っているが、本作がデビュー作らしく、謎解きとしては今一つに感じる。彼女の設定が使いこなせていない部分も在る様に思えるが、謎解きよりも謎を解こうとする人々の描写、個人の歴史や内面に重点が存在するという作品だろう。

  • goro@the_booby

    マロリーは「ミレニアム」のリスベットみたいだな。美貌と怜悧な頭脳の持ち主だが、心はどこかに穴が空いている。その穴を塞ぐ事は出来なかったが、少しずつ埋めてくれた養父の警視ルイの敵を討つため一人捜査を進める。事件自体も多彩な登場人物によって混迷を極めるが、ちょっと読み辛くてこちらの頭も混迷を極めた。第6作「吊るされた女」が評判よさそうなのでそこまではシリーズ追ってみたい。

  • papako

    なんとなく気になって。いろんな理由で時間かかったが、予想以上に楽しめた!NYの女性刑事マロリー、同じ刑事の父親が殺された。次々に殺される老女。果たして犯人は?殺人の犯人よりも降霊会を装ったインサイダー取引の犯罪システムの方が興味深い。マロリーを助ける直観記憶の持ち主チャールズがとにかく良かった。ストリートチルドレンだったマロリーが育ててくれたルイとヘレンを思い出すシーンはぐっときました。ルイと一緒に仕事をするマロリーに会いたかったなぁ。じわじわ読んでいきたいです。

  • タツ フカガワ

    ストリート・チルドレンの10歳の少女が車上荒らしで警官マーコヴィッツに捕まる。警官は警察署ではなく自宅に少女を連れ帰り、以後養女として育てた。十数年後、その少女マロリーはニューヨーク市警に勤務する。そのころ富裕の老婦人ばかりを狙う連続殺人事件を追っていたマーコヴィッツが何者かに殺され、マロリーは独自に犯人探しに乗り出す。タフな女刑事マロリーや、彼女の最大の理解者チャールズに好感。射撃一流、ハッカーとしては超一流というマロリーの一面は、次作以降の楽しみにしたいと思います。

  • みつ

    先に読んだ『クリスマスに少女は還る』の著者のシリーズもの第一作。「天才的な頭脳と鮮烈な美貌の持ち主」のニューヨーク市警の警察官が主人公だが、なかなか入り込めない。いきなり多くの犠牲者が提示されるところは十分すぎるほど扇情的なはずであるのに印象は希薄であるし、彼女の天才性がこの連続殺人事件の中では発揮されているとも思えない。頻繁な場面転換に加え地の文に一人称の独白が入り込む記述のため物語を追うのに苦労し、特にクライマックスは数回読み直しても自らの読解力不足に嘆息するばかり。続編を読むのはかなり先になりそう。

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