カレル・ヴァン・ウォルフレン

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いまだ人間を幸福にしない日本というシステム 角川ソフィア文庫

カレル・ヴァン・ウォルフレン

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044094447
ISBN 10 : 4044094446
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自分たちの人生はどこかおかしい。この漠然とした不満を、驚くほど多くの日本人が感じているのはなぜか―。アメリカの疵護と官僚独裁主義に甘んじてきた日本社会の本質を、予言書のごとく喝破したベストセラーを大幅加筆&改稿。どうすれば、私たちは本当の民主主義を手にできるのか?小泉改革、金融危機、民主党政権、東日本大震災等を経て、いまだ迷走し続ける、説明責任なき政治の正体を抉り出す。

目次 : 第1部 よき人生をはばむもの(偽りの現実と社会の檻/ 巨大な生産機構/ 停滞する社会の犠牲者たち/ 民主主義にひそむ官僚独裁主義)/ 第2部 日本に運命づけられた使命(日本の奇妙な現状/ 説明責任を果たそうとしないバブルの張本人)/ 第3部 日本人はみずからを救えるのか?(さらなる変化に見舞われた世界/ 不確かな日本の新時代/ 日本民主主義の可能性)

【著者紹介】
カレル ヴァン ウォルフレン : ジャーナリスト、アムステルダム大学名誉教授。1941年、オランダ・ロッテルダム生まれ。72年よりオランダ「NRCハンデルスブラット」紙の東アジア特派員、82年より日本外国特派員協会会長を務め、「フォーリン・アフェアーズ」誌、「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」紙などに寄稿している

井上実 : 翻訳家(英語・中国語)。早稲田大学法学部卒。英字新聞記者を経て中国留学。その後、大連大学東北史研究センター研究員となり、中国東北地域の現代史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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外国人の目から見てこそわかる日本の特殊性...

投稿日:2021/03/20 (土)

外国人の目から見てこそわかる日本の特殊性。 生まれたときからその中にいる自分にはなかなかそのことに気づけませんが、この本で色々な気づきが得られました。 「システム」という言葉が実に言い得ているなと思います。

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たかしくん。

    改訂版にて再読。相変わらず著者の辛辣な見方に、私も久しぶりに日本に対する憤りを体現しました。そもそも官僚独裁主義がこの国の根底にあり、その上にいわゆる政治説明責任のない、かつ、持ちつ持たれつが根底にある日本の政治家が、「いまだ」厳然として存在してる点は、本書の初版の頃と全く変わっていないのですね。しかも、その当の官僚のレベルの低さが招いたバブル経済とその崩壊。そして、「いまだ」政治に対する日本国民にも責任の一端のあることを、改めて痛感する次第です。

  • Mc6ρ助

    『日本・・が、十分に、そして真剣に注意すべきなのは、・・アメリカが国内政治上の理由から、長期にわたる敵を必要としている、という事実だ。・・その最有力候補は中国とロシアで・・関係改善をはかり、相互にとって有益なものとし、・・日本が働きかけることが、日本の国民にとっても、・・望ましいことは明らかだ。(p289)』この本の内容に疑義はあるにしろ、米のいうがままの今の日本・・。YesWeCanと言った人がWeに日本を含めないと知るは寂しいが、この先に説明責任のないアベポリティクスの楼閣があるとはげに恐ろしきこと。

  • ほっしー

    「受け身は死を意味する」「知識がなければ弱い立場に置かれる」「しかたがないは政治的主張」「組織を危うくするのは無関心」など結局は自分自身なのだなあと思った。「世界中の政治を変えたのは中産階級」とのこと。格差が広がり貧と富の二極化するのはよろしくないようだ。難しいけど、何かを変えるには少しずつやっていくしかない。

  • miyatatsu

    もっと私たちは知らないといけないことがたくさんありそうです。

  • ミッキー・ダック

    日本は、建前は資本主義・民主主義だが、実態は社会主義・官僚主義でまだ民主化されていないという指摘は今まで多数あったが、更に「舵とり」のいない「国家なき国」であり近代国家ではないとの指摘は鋭い。政策を立案しているのは、政治家ではなく官僚たちだが、説明責任も選挙もない彼らは省庁のために既定路線を維持しているだけで、国や国民のために働いてはいない。また省庁間の調整をする人間もいない。その結果、戦後復興の産業最優先の政策が生き続け、日本の個人や家族の生活を貧しいものにしているという指摘は全く正しいと思う。

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