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白い病気 / マクロプロスの秘密

カレル・チャペック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784904153147
ISBN 10 : 4904153146
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
栗栖茜 ,  

Content Description

パンデミック!―そして、その先は??1937年の作品です。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NAO

    カレル・チャペックのなんとも風刺的な二つの戯曲。「白い病気」自分が出世し権力を得るための手段として戦争を引き起こし、平和を忌み嫌う利己的な権力者たちと、彼らと立ち向かうガレーン医師の孤独な戦い。それがテーマなのだが、白い病気をめぐっての様々な人間模様がなんともリアル。未知で不治の病気に対する人々の恐怖、その病気をめぐって垣間見えるエゴなど、現在の状況に照らし合わせるとなんともいえない気持ちになる。「マクロプロスの秘密」は、長寿薬の話。いくら長生きしても、死からは逃れられない。

  • くさてる

    カレル・チャペックの二つの戯曲が収録されています。パンデミックを扱った「白い病気」の迫力は認めつつ、私が面白かったのは、「マクロプロㇲの秘密」のほう。百年も続く相続争いに介入するオペラのプリマ歌手。謎めいた魅力を持つ彼女の狙いは何か……というコメディなのですが、そのテーマは真剣なもの。でもそれを軽やかに描いていて楽しめました。

  • ばんぶー

     二つの戯曲、ふたつとも面白いですが、特に「白い病気」は、正体不明の死に至る病のパンデミックを題材にしています。カミュの「ペスト」とも異なり、病気の治療法を発見した医師が、その知識を武器にして社会を変えようとするのですが、読む人は多分、そこで倫理とか、権力とか、政治とは何か?について悩むと思います。そしてその悩みは、現代の日本でも切実な問題として存在していることに気づきます。  この作品が、1937年つまり太平洋戦争の直前に書かれたものなのに、それが今の日本において身につまされて感じます。

  • げんさん

    1937年の作品とは思えない。コロナ禍に読むべき

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