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すごい物理学入門 河出文庫

カルロ・ロヴェッリ

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309467238
ISBN 10 : 4309467237
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『すごい物理学講義』や『時間は存在しない』で世界的にベストセラーを誇る天才物理学者ロヴェッリの最初の邦訳書、ついに文庫化。難解な物理学の全容を世界一わかりやすく説明した名著。


著者
カルロ・ロヴェッリ (ロヴェッリ,カルロ)
1956年イタリア生まれ。ボローニャ大学で物理学を専攻、欧米各地の大学で教鞭をとる。現在、エクス=マルセイユ大学理論物理研究室。専門はループ量子重力理論。『すごい物理学講義』『時間は存在しない』など。

竹内 薫 (タケウチ カオル)
東京大学理学部物理学科卒、マギル大学大学院博士課程修了。NHK、Eテレ「サイエンスZERO」など、サイエンス作家として科学の面白さを伝え続ける。『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』など多数。

関口 英子 (セキグチ エイコ)
大阪外国語大学イタリア語学科卒業。翻訳家。児童書やノンフィクション、映画字幕までイタリア語の翻訳を幅広く手がける。『古代ローマ人の24時間』『コカイン ゼロゼロゼロ』『マルコヴァルドさんの四季』など。

【著者紹介】
カルロ・ロヴェッリ : 1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学で物理学を専攻、パドヴァ大学大学院へ進む。その後、ローマ大学、イェール大学、トレント大学などを経て、ピッツバーグ大学で教鞭をとる。現在は、エクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。専門は「ループ量子重力理論」で、世界の第一人者

竹内薫 : 東京大学理学部物理学科、マギル大学大学院博士課程修了。NHK番組「サイエンスZERO」など、サイエンス作家として科学の面白さを伝え続ける

関口英子 : 埼玉県生まれ。大阪外国語大学イタリア語学科卒業。翻訳家。児童書やノンフィクション、映画字幕までイタリア語の翻訳を幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「すごい」と銘打っているだけあって、本当...

投稿日:2021/02/22 (月)

「すごい」と銘打っているだけあって、本当にすごい本だと思います。いっぱんには非常に難解な学問であるとされている物理学ですが、初学者にとってもどこかロマンを感じさせるような不思議な構成になっています。一気に読めてしまうと思います。

Ein さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まこみや

    ロヴェッリが描く物理学の最先端の景色は、常識的な日常世界とは途方もなく隔った奇妙で驚異に満ちた世界である。そこには絶対矛盾の自己統一とでもいう他ない、一種の美しさがある。そうした画期的な理論の一々が常に逆説的な発想によって齎されたことにも感動する。さらに理論の説明の端々における、彼のちょっとした発言が素敵だ。特に、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の美しさを語ると同時にアインシュタインの相対性理論の美しさを語り、その美しさを理解することは世界に対する新しい見方を獲得することだという発言には深く啓発された。

  • クプクプ

    私は物理学を勉強した経験がなく、内容を理解はできませんでしたが、読みやすい本で一気読みでした。「時間が流れるのが早いのは、私たちが理解できない事が多いからだ」や「意識と同じくらい無意識も重要だ」という表現は、わかりやすかったです。また、近年の哲学を軽視する傾向にも、警鐘を鳴らしていました。また、NHKEテレのイタリア語会話の講座で、ナポリ出身の男性のイタリア人が「今、カルロ・ロヴェッリの本を読んでいたところだよ」と言っていたように、著者は、最近、イタリアで有名になった旬の人物のようです。

  • 特盛

    評価3.5/5。ループ量子重力理論の旗手、カルロ・ロヴェリの物理読み物。イタリアの新聞の連載のまとめで、ウンベルト・エーコの新刊を抑えベストセラーになったという。「時間は存在しない」、や「世界は関係で出来ている」より更に入門書といった感じ。相対論、量子論、標準理論、と量子重力論、時間についての発見の歴史や内容の紹介がごくごく初心者にもわかりやすくなされる。物理・哲学・人間愛に満ちた眼差しが良い。これも子供に読ませたいなぁ。

  • nbhd

    何も考えずにそのまま飲み込んだ一文@「過去と未来のあいだに違いが生じるのは、熱が介在する場合に限られます」。物理学で、「時間の流れ」をつかめているのが熱力学の分野だけらしい(しかも「かろうじて」くらい)。/何も考えずにそのまま飲み込んだ一文A「熱が、熱いものから冷たいものへ移動するのは、絶対的な法則にしたがっているからではなく、たんに高い確率でそうなっているにすぎない」。熱い物体が、冷たい物体と触れて、熱くなることも確率的にはありうるけど、ほんのわずかな確率なので、現実的に起きないだけらしい。すごいね。

  • ロア

    物理とは何か?哲学や科学史までをも広く俯瞰した上で一つの「流れ」としてとらえ、物理のはじめの一歩を「7つの講義」で優しく説いてくれます。予想外の方向へ向かう最終講義は必読!自然から歪に乖離していく人類の現状をただ見ている事しか出来ない自分の不甲斐なさも相まって、新年早々号泣。゚(゚´Д`゚)゚。泣いてるだけじゃ何にも始まんねーぞ!

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