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幼女戦記 13 Dum Spiro, Spero 上

カルロ・ゼン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784047368194
ISBN 10 : 4047368199
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Series
:

Content Description

連邦の戦略攻勢『黎明』。この発動に向けて、連邦は着々と準備を積み上げていく。迎え撃つ帝国は未だそれに気がついていない。帝国軍に残された時間は、あまりにも乏しい。この窮地に帝国軍では、ただ一人。ターニャだけが気がつく。故に、世界は目にするのだ。“黎明”があれば、“払暁”あり、と。ゼートゥーアというシステムが、世界を騙す端緒がついに始まる。その引き金を引いたのは、幼女の皮をかぶった怪物である。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 鐵太郎

    東部戦線で、春まで連邦の侵攻はないと誰もが思っていたとき、連邦の内部で極秘にとんでもない作戦が策定されます。現状持っている装備を無理に一つにかき集めて、数ヶ所の突破作戦ではなく、100kmの全幅で一気に600km押しまくるという。どう見てもあちこち無理を重ねてはいるのですが、仮にこれが不退転の意思で遂行され成功すれば、WW2後半のソ連大侵攻の再現(正確には年月的にこっちが先)になり、ドイツいや帝国軍は首都前に巨大な連邦軍を迎えることになる。あくまで可能性ですが、ターニャにとってこれは悪夢。ではどうするか。

  • 老眼のローガン

    【孫氏の描く理想の判断】ただし、兵站は最悪。現場の判断が理想の成果を出す。ただし、帝国は破滅に向けて加速。孫氏は現場の判断を優先しろというけれど、これを許したら反乱、クーデターが乱発するだろう。キングダムに出てくる、春秋戦国時代の「大将軍」がこの権限を持っているが、実際に君主が頭を抱えることが多かったとか。実働戦力が命令から外れることが一般化するなど、最高司令官にとっては恐怖でしかない。それでも、「うまくいったらOK」とはベンチャー企業みたいな展開を国単位で行っている。まじに崩壊間近なんでしょうね。

  • RASCAL

    長年追いかけたこのシリーズもいよいよ大詰め、あと1巻を残すのみ。ずいぶん間が空いてしまい戸惑いもあったのですが、読んでみればいままで通りのクオリティ。どこぞの帝国の戦争末期を思わせる、総力戦による国力の損耗、地滑り的な敗北という最悪の事態を避けるべく、模範的な軍人であったターニャが愛国心を発露から道を踏み外す決断をする。帝国が敗戦することは第1巻の冒頭で既知のこと、さてターニャは、ゼートゥーアは帝国をどう負けさせるのか。最終巻が楽しみ。

  • ささきち

    何年振りの新刊ですか?という気持ちもありつつご時世柄もう出ないのでは?とも思っていただけに出てくれて一安心。そして待ちに待った新刊の内容は今までどんなに酷い状況だろうと勝利してきた帝国だが、とうとう連邦の策略に騙されてしまい敗北からのスタートでここからは勝つか負けるかではなく逃げ切れるのかという戦いになりそうだ。本来ならこのまま連邦勝利と帝国の敗北で終わる所をターニャだけは現状に気づき足掻き始める。あれだけ軍に忠実な兵士として生きてきたターニャが帝国を生かす為に精神がすり減り壊れそうになりながらも一線を

  • Urmnaf

    待ちに待った3年ぶりの続巻。今月は待ちに待ったが多い月。イルドア侵攻から戻されたサラマンダー戦闘団は、東部戦線に回される。春か夏かと予想される連邦の反攻に、人員の練度も弾薬も何もかもが不足する中、できる準備を進めるターニャ。人心掌握術についての自己評価が妙に高まっているのは、何かの布石?とまれ、連邦の新たな魔導師運用にゾクゾクしているうちに、ソ連ばりの大反攻が始まる。久しぶりのダイナミックな魔導戦もあって、待った甲斐はあったかな。今次大戦も末期だろうけど、来月と言われる次巻にはさらなる期待が。

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