カルロス ルイスサフォン

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風の影 上

カルロス ルイスサフォン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087605082
ISBN 10 : 4087605086
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1945年のバルセロナ。霧深い夏の朝、ダニエル少年は父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で出遭った『風の影』に深く感動する。謎の作家フリアン・カラックスの隠された過去の探求は、内戦に傷ついた都市の記憶を甦らせるとともに、愛と憎悪に満ちた物語の中で少年の精神を成長させる…。17言語、37カ国で翻訳出版され、世界中の読者から熱い支持を得ている本格的歴史、恋愛、冒険ミステリー。

【著者紹介】
カルロス ルイスサフォン : 1964年、スペインのバルセロナ生まれ、ロサンゼルス在住。執筆活動のほか、フリーランスの脚本家としても活躍。1993年のデビュー作『霧の王子(El Principe de la Niebla)』で、エデベ賞を受賞。5作目の『風の影』でフェルナンド・ララ小説賞準賞(2001年)、リブレテール賞(2002年)、バングアルディア紙読者賞(2002年)を受賞

木村裕美 : 東京生まれ。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒。翻訳家、マドリード在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遥かなる想い

    本屋で「37か国500万部突破」と帯に惹かれ、読了したスペインの青春小説。ダニエル少年が出会った『風の影』という本が、彼に作家フリアン・カラックスの過去を追わせることになる。初期のゴダードが作り出す世界にも似て、 読者を夢中にさせるプロットであり、全編に漂う雰囲気も魅惑的である。過去とと現代を繋ぐ謎、そして恋… 読書が好きな人にはたまらない…そんな スペイン作家によるミステリだった。

  • ヴェネツィア

    カルロス・ルイス・サフォンは初読。これが作者5作目の小説。本作は「リブレテール賞」など3つの賞を受賞。バルセロナのラバル地区にある「忘れられた本の墓場」で主人公ダニエルが出会った運命の本「風の影」。それはこの世にもはや1冊しか現存しない謎の本であった。本とその作家フリアン・カラックスを巡るミステリー仕立てで展開してゆく。なかなかにスリリングである。ダニエルの導き手の一人となるフェルミンは、どうやら人民戦線と関わりがありそうだ。上巻末でダニエルの恋がようやく成就するが、それは既に不吉な影を背負っていた。

  • ehirano1

    タイトルからして形而上学的。風の「詩」云々はかの村上春樹氏の作品でしたが、風の「影」とはこれ如何に!加えて、かのイニエスタ選手(サッカー界の名選手)の好きな本が本書とのことで手に取りました。バルセロナが舞台なので、イニエスタ選手の地元愛的なところもあるのではないかとのバイアスを楽しみながら群像劇の前半戦終了。スコアは0-0と言ったところで、後半全の爆発に期待です。

  • よむヨム@book

    ★★★☆☆ 星3つ 「風の影」の本の著者「フリアン・カラックス」にまつわるダニエル少年の探偵物語。 スペインの話の本は初めてなのでちょっと戸惑った感があった。少しスペインの歴史などの背景が分かっていれば面白さがますだろう。 この上巻では、フェルミンと出会ってから面白くなっていく。 ダニエルがフェルミンを伴って真相に迫っていくと思うので、早速下巻へ。

  • のっち♬

    『忘れられた本の墓場』で手に取った『風の影』に感銘を受けた主人公は、謎の作家の過去を辿っていく。上巻の話の動きはかなり鈍めだが、徐々に明らかにされる人間関係も錯綜して一筋縄にいかない。丹念な人物造形が魅力的で、中でも主人公の探求や成長を思慮深い台詞の数々でフォローする元浮浪者のフェルミンの存在感は抜群。眼差しがどこまでもあたたかい。主人公の現在と作家の過去が次第に重なりを見せる構成と語り口は、やや冗長さを感じさせつつも巧妙。「運命はね、いつも道の曲がり角にいるんです」「こっちから出向かなきゃいけないんだ」

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