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ISBN 10 : 4623041514
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世界的に著名な原子物理学者であり哲学者でもある著者。ヒトラー時代反骨の学者として生き抜いた彼が、我々に向けて贈る平和・宗教・学問への爽やかな時代証言。彼の最終講義となる97年ミュンヘン大学連続講義集。
【著者紹介】
カール・フリードリヒフォン・ヴァイツゼッカー : 1912年6月ドイツ北西部キールに生まれる。17歳でベルリン大学入学(物理学専攻)。コペンハーゲンで知遇を得たハイゼンベルクが招聘されたライプチヒ大学へ移り、理論物理学、とりわけ量子理論を研究。21歳で博士号取得。1936年教授資格請求論文を提出(24歳)。1938年ハーンのもとで核エネルギーの分裂・融合の研究に従事。以後王立研究所、マックス・プランク研究所、ゲティンゲン・シュトラスブルク、ハンブルク・ミュンヘンほか諸大学で物理学と哲学を研究し、また教える。「物理学の哲学的根拠の探求」を終生の課題とする。物理学と哲学と宗教(神学)を一人格の中で有機的・創造的に統合化させる「知の冒険と責任」意識に立ちつつ、ドイツ内外で学際的に幅広く発言、行動している。1974年初来日。以後数回におよぶ滞日の体験から日本とアジアの学問や社会、宗教と文化についても積極的な問題提起をおこなっている
小杉尅次 : 静岡産業大学教授、神学博士。専門は地球文明学・哲学・アジア社会思想論。1942年静岡県天龍市に生まれる。日本(静岡大学、東京神学大学・同大学院)と韓国(ソウル大学、大韓長老会神学大学大学院)とドイツ(ハンブルク大学博士課程、1983年Ph.D.取得)で、哲学と神学、歴史学を学ぶ。静岡大学、静岡県立大学の講師を経て、1995年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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