カルル・フォン・クラウゼヴィッツ

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戦争論 中

カルル・フォン・クラウゼヴィッツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003411520
ISBN 10 : 4003411528
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1993
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

攻撃は最大の防御、と言われる。しかしクラウゼヴィッツは主張する、「防御は攻撃よりも強力な戦争形式である」。(中)に収録した第四篇‐六篇二〇章では、戦闘、戦力、防御など具体的な軍事行動にかかわる戦術論を、体系的かつ緻密に論述する。

目次 : 第4篇 戦闘(概観/ 近代の会戦の性格/ 戦闘一般について ほか)/ 第5篇 戦闘力(概観/ 戦場、軍、戦役/ 彼我双方の兵力の比率 ほか)/ 第6篇 防御(攻撃と防御/ 攻撃と防御とは戦術においてどのように関係するか/ 攻撃の求心性と防御の求心性 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    やはりドイツ人というのはきめ細かな分析が好きですね。中公新書の戦略論の名著の本を読んだのでクラウゼヴィッツを早く読もうとエンジンをかけています。それにしても、実際の例があるところは読みやすいのですが、理論になるとやはりスピードが落ちます。

  • isao_key

    中巻は戦闘、戦闘力、防御と戦争における戦い方が実に詳細に述べられている。何の戦いでナポレオンがとった戦術だったなどが解説されている。本書において参考とした文献はなく、自身のアイデアで書かれたというが、これほど細かい戦術までに気を配って分析できる戦術家は現代においても稀有な存在であろう。そのマニアックさは半端でない。まさに戦争の実践マニュアルである。記述は敗走の仕方にまで及んでいる。防御の概念とは「拒止」にあり、防御の特徴は攻撃を「待ち受ける」ことだという。現代においてもなお色あせていない戦術論である。

  • しいかあ

    疲れた。著者は「侵略者は常に平和を愛好する」と述べる。侵略者にとって戦争なしに他国を侵略でればそれ以上のことはないからだ。しかし防御者はそれを許せないからこそ戦争を欲せざるを得ず、従ってまた常に奇襲に備えて戦争の準備をしていなければならないと説明する。そして列強によるポーランド分割を取り上げ、この原因をポーランドが防衛力を持たなかったためであり、分割に反対していた諸国でさえ、そのような国を他国の介入から守り続けることは不可能だったと解説する。このことは現代の我々にとっても重要な示唆を含んでいるだろう。

  • あかつや

    この巻ではより具体的な戦争行動について論じられる。いちいちの事例もついてその状況を思い浮かべやすいんだけど、具体的になればなるほど、これ覚えてどうすんだっていうモヤっとした思いがわいてくる。今の日本でこれをそのまま活用するわけにもいかんしな。それでも教訓というか、オッと思う所はあった。防御の重要性を述べた部分で、防御ってのはその後の反撃に結び付けなければ意味がないんだ、と。これは私の好きな個人的闘争でも同じ。防御のための防御なんてありえないもんなあ。殴られっぱなしじゃいかに守りが堅くてもいつか力尽きる。

  • flat

    上巻よりも内容は具体的なものが書かれているように感じました。中でもやはり防御について紙数が割かれており、戦争とは如何に負けないかが重要なのかもしれない等と考えた。実際に攻めるよりも防御の方が優位になる傾向が強く。それは現代に於いても変わる事はなく圧倒的な力の差があるか余程の大義名分が無ければ国家間での戦争は起こらない。言い換えれば実際に戦争まで事態が進むことを食い止めるという事も含めて防御とするなら、案外にクラウセヴィッツの考えは現代も受け継がれ続けているのかもしれない。

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