カルル・フォン・クラウゼヴィッツ

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戦争論 上

カルル・フォン・クラウゼヴィッツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003411513
ISBN 10 : 400341151X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1983
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦争の形態はナポレオン一世により本質的な変貌をとげた。戦争は政治の手段にほかならないとの観点から近代戦を精密に分析し、戦争の原型と本性を見極めた本書は、戦争哲学に新生面を拓いて軍事にとどまらず広く影響を与えた。(上)には第一‐三篇を収録。

目次 : 第1篇 戦争の本性について(戦争とは何か/ 戦争における目的と手段/ 軍事的天才 ほか)/ 第2篇 戦争の理論について(戦争術の区分/ 戦争の理論について/ 戦争術か戦争学か ほか)/ 第3篇 戦略一般について(戦略/ 戦略の諸要素/ 精神的量 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ビイーン

    本書はとっつきにくく難解である。近年の日本は平和を語り戦争を回避するだけしか言わない政治家ばかりで嘆かわしい。ウクライナ戦争は他人事ではない。日本もロシアと国境を接し危機感は同じ。クリミア半島よろしく侵略者はすこぶる平和的に少ない兵力で敵国に侵入してくるのだ。

  • ちくわ

    実は20年前に『失敗の本質』を読んだ余勢で挑戦したが、敢え無く挫折した経験がある。今回やっとこさ&朧気ながら読了したが、インターネットの発達にかなり助けられた感が。途中、何度もwikiや関連ページを拝読したもんな。 感想…賛否両論だと思うが、自分は戦争の『本質』に迫ろうとした点が白眉だと思う。ひたすら戦争反対!と叫ぶのも良いが、現実には戦争は頻発している。どうすれば戦争を発生し難く出来るのか?起こったらどうやって被害を最小限に止めるか? セカンドベストの考えを養うには、戦争とは?を理解してなきゃだもんね。

  • TALOS

    歴史への認識を深めるためのツールとして読んだ今作品ですが…とても難しかったです。内容が哲学的な部分も多々あることから、毎回頭を抱えながら読んでいました。しかし、戦争という国家プロジェクトを指揮する将軍の心構えのようなものは歴史認識を深めるだけでなく、現代においても生かせるものがあるような気もしなくもありません。このあと時間をかけて中・下巻も読みますが現場の人間の立場で戦争を記した宮本武蔵の「五輪書」と将官・参謀クラスの立場で書かれた今作品は好対照な部分もあると感じます。

  • isao_key

    読むのに時間がかかった。訳者の解説にも本書の戦争に関する重要な概念は、すべて全体的、体系的観点から規定されているため、読者も部分を解するのに全体理解をもってする用意が必要になることが書かれている。また同語意義や異語同義語があり、言葉の足りないまた重複している箇所もあるため、読者がそれらを読み分ける必要があるという。戦争の本質について、戦争はけっきょく戦闘力の物理的量を実際に使用して決戦を求めるものではなくて、彼我双方の有する物理的量の比率を勘案して勝敗を決定するにすぎないと、クールに述べている。

  • KAZOO

    いよいよ戦略論の古典ともいうべきクラウゼヴィッツの戦争論3巻に取り掛かりました。今まではこの周辺の解説書やリデル・ハートの戦略論を読んできましたが、やはり読むのに時間と忍耐が必要になります。1巻だけを読んだだけなのですが、日本語でもかなり難しい感じがします。この分野に本当に興味のある人でないと最後まで読めないかもしれません。

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