カミーラ・シャムジー

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焦げついた影

カミーラ・シャムジー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152104359
ISBN 10 : 415210435X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

長崎への原爆投下でドイツ人の許婚を失った寛子は、戦後、彼の異母姉を頼って単身インドのデリーに渡る。インド・パキスタン分離独立、ソ連のアフガニスタン侵攻、2001年同時多発テロ――激動の現代史に翻弄された日本人女性の生の軌跡を描く圧巻の文芸大作。

【著者紹介】
カミーラ・シャムジー : 1973年、パキスタンのカラチ生まれ。米国ハミルトン大学で学士号を、マサチューセッツ大学アマースト校創作プログラムで修士号を取得した。1998年にIn the City by the Seaで作家デビュー。2009年刊の本書『焦げついた影』(Burnt Shadows)は英国でその年の優れた女性作家の小説に与えられるオレンジ賞の最終候補作となり、米国ではアニスフィールド・ウルフ図書賞を受賞した。2018年の『帰りたい』(Home Fire)は女性小説賞を受賞するとともに、ブッカー賞の候補作とのなった

松本朗 : 上智大学文学部英文学科教授、ワシントン州立ワシントン大学卒、東京都立大学大学院にて博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • detu

    9/19~10/4了。図書館、タイトルに惹かれて。パキスタン出身の著者が描く日本人女性の壮大な物語。長崎原爆投下にてドイツ人の婚約者を亡くした。その姉夫婦を英領インドに訪ねる。一人のインド人と出会い、数奇とも言える人生を歩む。あまりにも長く複雑な展開、イスラム教ムスリムの世界観に戸惑い、頁が中々進まないものの次の展開が気になり、どうにかの読了。正直全部を理解したとは言えないが、インドパキスタンの独立と分裂、アフガニスタンとの関わりなどを知った。全編を覆う重たい空気が何とも言えず。

  • アヴォカド

    なんとまあ。重い。息を飲むように美しく官能的な場面と、そしてまた息を詰める緊迫した苦しい場面。すごい。気づけばこの人『帰りたい』の人ではないか。またびっくりしている。

  • 19番ホール

    日本、インド、アメリカ、アフガニスタン、世界各地を巡って展開される"傷"と"意思"の物語。リアリズムで進んでいくだけに、さすがにそうはならんやろ、が目立つ。というか、物語としての飛躍の幅と物語自体の強度が釣り合っていないせいで、上手くジャンプ出来ずに空中分解しているようにみえる。寛子パートまではかろうじて自らの傷=運命の軸が見えるけど、以降は色々詰め込みすぎで疲れた。

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