Books

跳ね返りとトラウマ そばにいるあなたも無傷ではない

カミーユ エマニュエル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760154944
ISBN 10 : 4760154949
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

跳ね返り(Ricochet)、もとは(石の)水切りや跳弾を表す言葉。転じて、ある加害行為により損害を受けた直接被害者と身近な関係にある者が被る影響や被害も意味する。シャルリ・エブド襲撃事件の生き残りである夫のとなりを歩んだジャーナリストによる5年間の記録。テロ、人災、無差別殺傷…この傷ましい時代を生きるすべてのひとへ。

目次 : 誕生日のピザパーティー/ ぽちゃん/ 饒舌/ 狂った小道具係/ 幕間1:疑問/ 青いコート/ ハトの羽ばたき/ ボニーとクライド/ ピーポーピーポー/ ピーポーピーポー、アンコール〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ネギっ子gen

    原題:Ricochet(跳ね返り)。(石の)水切りや跳弾を表す言葉。転じて、ある加害行為により損害を受けた直接被害者と身近な関係にある者が被る影響や被害も意味する。シャルリ・エブド襲撃事件の生き残りである夫の隣を歩んだジャーナリストによる5年間の記録。2015年1月7日、フランスのパリにある風刺週刊紙『シャルリ・エブド』の編集部に、覆面をして武装した二人組の男が侵入し、12名を殺害、11名に重軽傷を負わせた。犯人らは警察との銃撃戦で射殺された。夫は、凄惨な犯行現場を見たことでPTSDを発症し、妻は――。⇒

  • くさてる

    「シャルリ・エブド」で起きたテロ事件に夫が巻き込まれた女性ジャーナリストによる、テロ事件後のPTSD体験についての生々しい言葉で綴られた一冊。直接の被害者でなくとも、その近親者もまたPTSDに悩むという事実は、言われてみれば当たり前の事なのに、いままで知らなかったことだった。飾りはなく、あけすけで、怒りと哀しみ、無力感に満ちた気持ちを、とても素直に表現した内容だった。客観的や中立的な立場とあえて距離を置くことでしか表現できない思いがあると感じました。お勧めです。

  • かしこ

    著者はフランス人女性ジャーナリスト。夫の職場の雑誌社を狙ったイスラムによるテロがある。夫は怪我も無く無事ではあったが友人達が殺され、殺戮現場を見たことでPTSDに苦しむ。妻である著者も苦しむ夫を支えることに精神的に多大な負担を受けて苦しむ。そして著者は「自分が直接被害を受けたわけではないのに」「夫も亡くなったり怪我をしたわけではないのに」といった被害が軽症であることにも苦しむ。その苦しみを跳ね返りと名づけ、他の跳ね返り被害を受けた人を探して話を聞いたり、他の事象でそのような現象があるかを調べた5年間の記録

  • nranjen

    トラウマを患う人に寄り添う人も鏡のように被ってしまうトラウマ。確かに直接の被害者ではないけれども…トラウマ自体も実際被害にあった人と同様、それを目撃した人、被害に合いそうだった人に及ぶ。人間というものの別々の存在ではありえない影響力を感じる。「跳ね返り」という言葉によって、そのことが新たに考えられるようになる。

  • Red-sky

    PTSDはだいぶ認知され始めたけど、近親者も「跳ね返り」を受けているという当事者による発信。確かに今まで語られることのなかったテーマかもしれない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items