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ぼくたちは宇宙のなかで

カチャ・ベーレン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784566024854
ISBN 10 : 4566024857
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フランクは10歳。弟のマックスは5歳。マックスは気に入らないことがあると、暴れて叫んで溶けてしまう。ママはそんなときも「わたしの宇宙で、銀河で、世界のすべて」と二人を抱きしめてくれる。でも、ママの時間を独占しているマックスを、フランクはときどき憎いと思わずにいられない。‥‥一番そばにある”家族という宇宙”のなかで、ぶつかりあい、傷つけあいながら生きる兄弟を描く感動の物語。『わたしの名前はオクトーバー』でカーネギー賞を受賞した作家のデビュー作。

【著者紹介】
カチャ・ベーレン : イギリスの作家。大学で英語学を学び、現在は作家として、また障がいを持つアーティストを支援するメインスプリング・アーツのディレクターとしても活躍中。2020年、本書『ぼくたちは宇宙のなかで』で、すぐれた児童書のデビュー作に与えられるブランフォード・ボウズ賞候補に。二作目の『わたしの名前はオクトーバー』(評論社)で、2022年のカーネギー賞を受賞

こだまともこ : 出版社勤務を経て、児童文学の創作・翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のんたろう

    主人公のフランクは10歳、弟のマックスは5歳で自閉スペクトラム症。「ぼくのことは?」という言葉にあらわれたきょうだい児の葛藤がよく描かれている。この設定だけで物語はじゅうぶん進みそうだがこれだけでは終わらず、大きな悲劇が家族を襲う。だが周囲の人たちの助けもあり、家族はまたつながりを取り戻し歩きはじめる。実際に子どもと接する仕事をしていた著者だけに、子どもの描き方に無理がない。フランクの一人語りのような文体が効いていて、物語に没入してしまった。

  • クサナギ 「読んでる本」=「バイブル本」

    暗くて悲しくて泣けて泣けて抜け出せなかったらどうしようかと思ったけど読んでよかった〜!

  • omasa

    ずっと気になっていたカチャベーレン、読めてよかった、大満足。本作は強いこだわりを持つ自閉症の弟マックス(絵本かいじゅうたちのいるところを上手くミックスさせていて良き)といわゆるきょうだい児、の主人公の成長の物語。またまたブライトン!イギリスのおはなしにつきもののフィッシュアンドチップス!マックが出てくるのも今の子どもたちには分かりやすいだろう。ママと二人でマックで過ごし、紙ナプキンで三目並べをして泥んこワンちゃんと言われるシーン、ママとの幸せな思い出。他にも感動的なシーンがいっぱい。後半はなかなか辛いが。

  • 読生

    きついね。 でも生きていく中でひとつひとつ喜びを見つけ、成長し、生きていく。 それできついことが消えて、ハッピーエンドになるわけじゃないけど、この世界の中で、自分と、周りの世界を位置付けて、一歩一歩歩いてく。 確認し、認めていく。 また迷うけど、時に吠えたくなるし、溶けたくもなるけど、自分の世界を自分で描いていく。 どんな絵になったんだろうな、宇宙。

  • Olga

    『弟は僕のヒーロー』を思わせる内容だった。こっちはフィクションだけれど。

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