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危険なトランスガールのおしゃべりメモワール

カイ・チェン・トム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794974389
ISBN 10 : 4794974388
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

カンフーの達人で、病的な嘘つきのあたしは、生まれ育った町と家族から逃げ出した。誰かが描いた物語に、閉じ込められないために。エマ・ワトソンが課題図書に選び話題を呼んだ“危険”な小説、ついに邦訳!「I am I am I am」シリーズ、第二弾。

【著者紹介】
カイ・チェン・トム : 入植者に譲渡されたことのない先住民の領地トロントとモントリオールを拠点に活動する作家、パフォーマー、猛烈なフェム、悪名高い嘘つき。本書は初の小説であり、第29回ラムダ文学賞トランスジェンダー・フィクション部門の最終候補に、2019年にはエマ・ワトソンのオンライン・フェミニスト・ブッククラブ「OUR SHARED SHELF」の課題図書に選ばれ、話題を呼んだ。2017年にデイン・オギルビー賞を受賞

野中モモ : 東京生まれ。翻訳者、ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ネギっ子gen

    【自分自身を傷つけるのをやめたとき、ようやく誰かを傷つけるのをやめられるんだ】危険なトランスガールでカンフーの達人で病的な噓つきのあたしが、いかにして世界一のエスケープ・アーティスト、つまり脱出の達人になったかの物語。<あたしは安全な空間を信じない。そんなものはもともと存在しないから。だけど、あたしは危険な物語を信じてる――思いもよらないときにあなたの内側から湧き上がる渦巻みたいな。まるでこれからあなたが解き放とうとする革命についてささやきかける狂った天使の声みたいな>。うん、いいね。すごく、いいなぁ〜⇒

  • ori

    あとがきにもあったけどハリウッド映画でもマイノリティの描かれ方は主人公の良き友だったり、笑わせる奴だったりと型にとらわれすぎ。この本の主人公カンフーの達人のトランスガールは全然スーパーガールじゃない。まだ若く成長途中であるけどもどこか信用できないとこもある。他のトランスガール達も何かしら欠点があり皆完璧じゃない。でもそんなの当たり前のはず。マジョリティで当たり前の描写がマイノリティにはまだまだ足りない。リプレゼンテーション大事。エンタメでも文学でもこの小説みたいなのがどんどん出てくるといい。

  • ズー

    詩があまり好きではないので、ちょっと苦手な部分もあったけど、ストーリーとしてはなかなか過激で、トランスジェンダーにとりまく心情や環境がよく分かった。人魚とか出てきて、現実と幻想どちらか分からない感じが良かったし、所々でグッとくるパートも。トイレットペーパーのくだりは、なるほど💡と思った。そんなトイレットペーパーには出会ったことないな。個性的なようでみんな辿る道は同じ、人に物語を勝手に語られるなってのはだよねーと思うなど。

  • 綿

    一人称が「あたし」のYA文学の系譜の物語に一生惹かれ続ける。タイトルが昔のコバルト文庫、ポプラ社のとんでる学園シリーズを彷彿とさせてとても好きなのだけど、物語の構造として、何かしらの理由で故郷を飛び出して別の土地で新しい人間としてやっていこうとする冒険譚というセオリーをあえて踏襲しながらも、その時代には語られてこなかった、でも確かに当時もいた筈のトランスの少女を主人公にした新たな物語として、いまを生きる人たちを勇気づける作品、などと私が安易に引き寄せて「みんなのもの」にしてはいけないような、

  • 亜済公

    優れたマイノリティ文学。

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