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オー・ヘンリー傑作集 1 賢者の贈り物 角川文庫

オー・ヘンリー

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041092392
ISBN 10 : 4041092396
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1ドル87セント。クリスマスを翌日に控え、若妻デラが愛する夫へのプレゼントに費やせるのは、たったこれだけ。でも、夫にどうしても価値のある贈り物をしたい。デラは、自慢の髪を売る決心をする―(「賢者の贈り物」)。アメリカ文学史上、屈指の短編の名手オー・ヘンリー。300編近い作品のなかから、もっとも有名な表題作をはじめ、「警官と賛美歌」「金のかかる恋人」「春の献立表」など16話を収録。

【著者紹介】
オー・ヘンリー : 1862年〜1910年。アメリカの小説家。テキサスで薬剤師、銀行員、新聞記者などの職を経験するが、横領の疑いで収容される。服役後、本格的に作家活動を始め、ニューヨークに移リ住み亡くなるまでの約8年間で、数多くの作品を発表する。アメリカ文学史上で屈指の短編の名手と言われる

越前敏弥 : 1961年石川県金沢市生まれ。東京大学文学部国文科卒。学習塾自営、留学予備校講師などを経て、37歳で翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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アメリカの小説家、短編の名手オー・ヘンリ...

投稿日:2021/04/11 (日)

アメリカの小説家、短編の名手オー・ヘンリーの短編集です。  思わず、うなりたくなるようなよくできた短編から、今一つよくわからない短編まで、玉石混交な短編集なのかなぁと思いました。アメリカ人が書いた短編集ですが、言ってみれば、ニューヨーク版落語集なんじゃやないかと読んでいて思いました。アメリカの街に住む市井の人々の生活の中にある人間くさいエピソードをつづっているように思いました。  「警官と讃美歌」「賢者の贈り物」「アイキー・シェーンスタインの惚れ薬」は、面白かったし、よくできたお話だと思いました。特にこの短編集のタイトルでもある「賢者の贈り物」は、作り話だとわかっていても、心憎いほど甘いラブロマンスだなとニヤリとしてしまいます。  解説も良くて、作者や作品解説がしてあって、この数奇な作者への読者の興味を引き出していると思います。全体として面白かったので、評価は星5つとしました。

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

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オー・ヘンリーの小説を初めて読んだのは中...

投稿日:2021/03/08 (月)

オー・ヘンリーの小説を初めて読んだのは中学か高校の英語の教科書でだったと思う。作品は「賢者の贈り物」。とても心を打たれ、その後しばらく経ってからオー・ヘンリーの短編集を何冊も買い求めてかなり読んだ。彼の小説にはわりと社会の底辺に生きる人々が多く登場する。経済的に成功している人は少なく、その中には犯罪者もいる。しかしオー・ヘンリーの彼らへの視点はどこまでも柔らかくて温かい。

タカノブ さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 海猫

    オー・ヘンリーの作品集が新訳で出ていたのを知り、読んでみた。どの話も短くてオチにどんでん返しがあるので、ショートショート的に読める。都市小説として情感と哀愁があり、各編じんわり沁み入る感覚があった。収録の16話のうち読んだことがあるものは4作あり、あらためて読んでも面白い。特に「自動車を待たせて」は好きな話なのでまた読めて良かった。ゴッホの絵をあしらったカバーが素敵。こういう雰囲気のある「夜のカフェテラス」で、一編一編読んでいけたら贅沢な気がする。第二集がもうすぐ刊行されるようなので、楽しみにしておこう。

  • 鱒子

    ずいぶん前に読んだOヘンリー短編集はどの出版社だったかよく覚えていませんが、ウィットに富んだ素敵なお話しばかりだったような記憶が。しかし、本書はシニカルな話ばかりです(個人的にはこっちの方が好み)。しかぁし、この本全ての短編の冒頭にはあらすじが付いているのです。オチの直前まで書いてあるのです。——それいる?短編だよ?という気持ちがムクムクとわいてしまいます。

  • 坂城 弥生

    表題作の賢者の贈り物は内容が有名なので、知っていたけど、作者は知らなかった。勝手に聖書の中の話だと思っていた。

  • シフォン

    オー・ヘンリーは、賢者の贈り物、最後のひと葉は以外は初読み。この傑作は、表紙のゴッホの夜のカフェテラスが似合うニューヨークを舞台の16作。時代や国が異なるため、理解できない部分も多いが話のひっくり返し方がすごすぎる。賢者の贈り物は、とても美談な話だと思っていたのだが、これらの短編と並べると落ちだったのかと疑ってしまう。

  • ほりん

    オー・ヘンリーの短編集。「警官と讃美歌」「賢者の贈り物」「桃源郷のはなかき客」「春の献立」など16編。ニューヨークを舞台にした作品が多い。慎ましく懸命に生きる庶民には温かい結末を、見栄っ張りや下心のある者には辛辣な一撃を…。といっても単なる勧善懲悪ではなく、不条理や人生のどうにもならない哀しみが、塗りこめられている。「ハーグレイヴズのふたつの顔」では、かつて南部の大地主だった、誇り高き老人が登場する。時代遅れの老人の哀愁を描きながらも、温かい目で見つめているのが感じられて、好きな一編。

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