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サロメ幻想-ワイルド、ビアズリーから現代作家まで Th Art Series

オーブリー・ビアズリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883754762
ISBN 10 : 4883754766
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • エル・トポ

    渋谷ヒカリエ「サロメ展」のギャラリーで購入。サロメの現代の femme fatal のイメージを与えたのはオスカー・ワイルドとビアズリーだという事は有名だけれど。元は母親の言いつけに従いヨハネの首を望んだだけの従順な女。新約聖書の福音書にもその名はきされておらず、「ユダヤ古代史」「ユダヤ戦記」と照合する事で初めて名前と年齢がわかる。サロメのその後にも実に多様な伝説がある。ワイルドとビアズリーの仲が悪かったこと、ワイルドよりも前にギュスターヴ・モローがイメージを確立させていた、等。

  • 保山ひャン

    聖書のサロメを超えてワイルド、ビアズリーが生み出したサロメ。そうしたサロメにまつわる受容と創作の歴史や、サロメに影響を受け、イマジネーションとオリジナリティーとアイデンティティーを駆使した作家の作品などが詰め込まれた1冊。クラナッハ、ギュスターヴ・モロー、多賀新、木村龍、二階健、衣、マンタム、三浦悦子、林美登利、そして相良つつじ、他。香山滋にも触れられていた。サロメには妖しい魔性の女のイメージがついているけれど、全ての女性はサロメであり、いつ首を斬られても本望なのだが、自分がヨカナーンじゃないのが残念。

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