Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• makoto018

  読了日：2025/03/28

  18世紀に大西洋を荒らした海賊の実像（写真もディズニー映画を意識？）。翻訳物で物語的な脚色もなく、なかなか読み進まない。その分、リアルな姿がわかる。港湾での重労働から逃れるため、海賊に志願する労働者。襲撃され強制的に海賊にされた者は、略奪物を私有しなければ裁判で無罪に。女海賊が妊娠を告白して死罪を免れるなど、そこには事実ならではの物語が。海賊船長になる資質には、統率力と航海術が大切だが同じように、獲物の船に出会う幸運を持つことというのが海賊ならでは。怠惰で強欲な部下たちを誰も信じないのが海賊船長の真の姿。

• トト

  読了日：2025/02/14

  実在した1人の海賊船長に焦点を当てた著書。彼が活躍したのは1720年前後の4年間、齢40、拿捕した船の数約400。彼らの日常は、商船、城砦、港を襲い、食料、酒、金目のもの、砲台、火薬、武器、奴隷、船を奪い、宴会。奪った船が高性能なら乗り換え、他の船は焼いたり、逃がしたり、優秀な船乗りをスカウトし、逃亡者には容赦がない。最後に捕らえられた160余人の内処刑者52人。裁判で、無理矢理海賊にされたことが証明できれば無罪放免とか。商船乗りは労働条件が悪いので、簡単に海賊に寝返るらしい。結局死ぬのだが。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します