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説得 光文社古典新訳文庫

オースティン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334102869
ISBN 10 : 4334102867
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

准男爵家の次女アン・エリオットは、若い海軍士官ウェントワースと婚約するが、先方の経済力が不満な周囲の説得にあい、結婚を取りやめてしまう。八年後、エリオット家は転居を機に、出世して裕福になったウェントワースと付き合うことに。気まずさのなか、初めはよそよそしく振る舞う二人だが、胸のうちは穏やかではいられない。そんなとき不意に事故が起こり……。揺れ動く大人の心情を細やかに描いたオースティン最後の長篇。

【著者紹介】
ジェイン・オースティン : 1775‐1817。英国の小説家。ハンプシャー州スティーヴントン村の牧師一家に生まれる。兄弟が多く、ジェインは充分な学校教育は受けられなかったが、家庭教育と読書で教養を身につけた。11歳で習作を書き始め、「人生は奇想天外な設定ではなく自分の身の周りにこそある」と、中産階級の人々の生活を好んで描いた。『高慢と偏見』は20歳で書きあげて17年後の1813年に刊行され、『分別と多感』(1811)とともにたいへんな人気を呼んだ。当時は無名の女性が小説を出版すること自体が難しく、匿名で出版された。病気のため41歳で死去

広野由美子 : 1958年生まれ。英文学者。京都大学国際高等教育院副教育院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    面白かったです。大人の恋愛物語。結婚の約束信頼する名付け親の反対で一方的に破談にしてしまうとか、恋は一筋縄ではいかないものですね。その後再会するのもドラマチックで、心が穏やかでいられないのにこちらもドキドキしてしまいます。オースティン作品はハッピーエンドというのがお決まりなので、安心して読めるのが良いですね。

  • ふなこ

    この前読んだ本の主人公が「『高慢と偏見』より『説得』の方が好き」といっていたことをきっかけに。落ち着いた配慮の出来る女性であるアンの恋愛の物語。『高慢と偏見』よりアンの心中が細かく分かる。時代も国も超えて「分かる分かる」という気持ちにさせてくれるのがすごい。身分に関する屈辱や妬みという現代日本では触れることがあまりない価値観も詳しく教えてくれて面白かった。昔のイギリスでは今の私はとても生きづらそう。でも当時のイギリスの中流階級に生まれてたら私はめちゃ嫌なヤツに育っただろうな〜。題名はどういう意味だろう。

  • amanon

    廣野氏による新訳ということで、気になって手に取る。氏の著作でも顕著な、その精緻な読みが、本訳でも遺憾無く発揮。従来の訳では気づけなかった様々な伏線や、登場人物の感情の機微が本訳ではかなりリアルに知ることができる。また、一見、社会情勢と切り離された狭い社会を描いていると思われがちな、オースティンの作品世界が、対ナポレオン戦争がその背景に大きく影響しているという事実に改めて驚愕。それから、イギリス特有の階級制度と、そこに絡む新興勢力とのマウントの取り合いは、他国人から見ると、なかなか理解しがたいと改めて痛感。

  • Moish

    ジェイン・オースティンは『高慢と偏見』に続きまだ2作目。だからほかの作品との比較はできないけれど、なんとなく間延びした展開ののち、最後の2章で急展開。一気に面白くなってストンと終わってしまった印象。階級は全身違うけど、良家の心優しい二女ということで、主人公アンと「ダウントン・アビー」のイーディスを勝手に重ね合わせ、一方で父親と姉妹のひどい書きようが異常に面白く、終始にニヤつきながら読んでいた。ウェントワース大佐やほかの登場人物にも何かしら欠点があり、アン1人が完璧すぎるのが気になる。結末は書き換えて正解!

  • タペンス

     翻訳自体は特に感銘は受けなかった。でも訳注や後書きが充実していて、翻訳者の原作への思い入れの強さを感じた。

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