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九番目の招待客 奇想天外の本棚

オーエン・デイヴィス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336074102
ISBN 10 : 4336074100
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

夜の十一時、八人の著名な男女が、差出人の名前のない謎の電報によってニューオーリンズの二十階建ての高層ビルの屋上にあるペントハウスで開かれるパーティーに招待される。電報で主催者は独創的なパーティーの夜を約束していたが、主催者が何者であるかは誰にも知らされていない。彼らは奇妙な取り合わせのメンバーで、全員が互いに特定の人物を憎んでいた。主催者の正体をめぐって各自がさや当てをしていると、突然、部屋に据えられたラジオから主催者の声が流れてくる。ラジオの声は彼らに、これから生死をかけた最も刺激的で愉快なゲームをすると告げる―ゲームに勝たなければ、彼らは今夜、ひとりずつ死ぬことになると。思わぬ状況に直面した彼らは部屋から逃げようとするが、ドアには触れれば死に至るほどの電気が流れ、電話もなく、地上二十階にあるペントハウスでは脱出するいかなる手段もないことに気づく。パニックに襲われた彼らひとりひとりにやがて死が忍び寄る―。『そして誰もいなくなった』の謎の招待主U・N・オーエンを思い起こさずにはいられない「オーエン」・デイヴィスが、劇場で観客が耐えうる限りのスリルと興奮、恐怖とサスペンスを詰め込んだ傑作戯曲の幕が開く!

【著者紹介】
オーエン・デイヴィス : 1874‐1956。アメリカの劇作家。生涯の大半をニューヨークで過ごし、200本以上の戯曲を執筆した。劇作家としての最初の20年間は、定型に沿った大衆演劇を制作、世紀末の巡業で大成功をおさめ、富と名声を手に入れた。1919年には、アメリカ劇作家組合(Dramatists Guild of America)の初代会長に選出される。1921年のThe Detourでそれまでとは異なる作風に舵を切り、Icebound(23)でピューリッツァー賞(ドラマ部門)を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    クローズドサークルでの人狼ゲーム戯曲。謎の人物に招待された、最も知性的で魅力的な、今を煌めく8人。しかし、AとBは親しいが、AとCは禍根がある者同士などというように人間関係はややこしく、縺れていた。それなのに無邪気に招待したのだとしたら余りにも失礼なものである。それもその筈、招待主は彼らの隠された罪を暴き、裁きの鉄槌=死を齎そうとしていたからだ!かくして閉じ込められた8人は互いへの不信と自分が好印象を持つ人物への依存から成る思考の放棄を募らせていくが、真実の暴露も彼らを破滅させていく。招待主=犯人は誰だ!

  • だるま

    『奇想天外の本棚』の十作目は初の戯曲。正体不明の人物から届いた電報によって、二十階建てのビルの屋上のペントハウスに集められた八人の男女。部屋のラジオから「これから生死を賭けたゲームを始める」と声が流れ、部屋は外部から遮断。やがて犠牲者が一人、また一人。本書は『そして誰もいなくなった』の刊行より九年も前に上演された演劇の戯曲であり、クリスティが劇を見たかは不明との事。確かにプロットは似ているが読んだ限りは全くの別物に思えた。死者が増えるにつれ残りの人物が怯えるのがリアルだが、スケールの小ささが致命的だろう。

  • 蝸牛

    奇想天外の本棚10作目。 『そして誰もいなくなった』の先駆作、というだけあってよく似たコンセプトです。もちろん結末は違うけれども。 台本そのままのような本なのもあって、舞台デザインの図を見ながらじゃないと誰がどこにいるのか分かりにくくて大変。映像で見たいなぁ。

  • asobi

    小説版読了後、こちらを読みました。本書がどうというよりも、出版事情が推察できるという意味で興味深かかったし、読み比べる意味はある。ただ、本書だけ読んで面白いのかというのは疑問ですね。劇を見るなら良いでしょうが。登場人物の整理をするための仕掛けやわかりやすさを狙った部分が、ミステリをスポイルしている。映画版もあるようだが、日本語はないよね。

  • koo

     「姿なき招待主」を読んでから戯曲版の本作を読みました。内容はほぼ同じで改めて読むと舞台向きなプロットだなぁと思いますがどうせ読むなら小説の方がおすすめですね。ただ冒頭の山口雅也の作品紹介は彼の興奮ぶりが目に浮かぶようで一見の価値ありでした(笑)

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