Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• たまきら

  読了日：2025/10/21

  読み友さんの感想を読んで。読んでいてハッとしたのは、私もふらりとクラスから出て行ってしまう子供だったということです。クラスメートには興味がなかったので没交渉でしたが…。1970年代の田舎の小学校で、私と、同じクラスの男子だけが、学校に隣接された松林でよく遊んでいましたー授業中に。黙って見守ってくれた担任の先生のおかげで3年生ぐらいになって二人とも落ち着きましたが、あのとき「ちょっとちがうだけだよ」と理解してくれる大人に会ってみたかったな。なんか思い出させてもらいました。

• seacalf

  読了日：2025/10/11

  ADHDは集中力が続かない、落ち着きがない、順番を待てない等の特性により日常生活や学校生活に困難な状態である。その当事者が一体どんな風に物事を感じ取っているかを絵本でわかりやすく表現している。いきなりサルや恐竜や怪獣、透明人間が現れたらびっくりして抗おうとするし、それらが全く見えない周りの人間もADHDの子の行動にやはりびっくりするだろうな。兎角、突飛に見える行動を目にすると理解が追いつかなくなりがちだが、実はその子なりの理由があっての行動なんだと考える一助になる。蛇足だが韓国でもカツカレーは人気なのね。

• anne＠灯れ松明の火

  読了日：2025/10/02

  新着棚で。タイトルと副題に差があって、一体どんな話だろう？と思い、手に取った。ジヌは授業中、じっとしていられない。彼にだけ見える、クラスメイトにいたずらする恐竜や透明人間と一生懸命に戦っているのだが、先生も、クラスメイトもわかってくれず、怒られてばかり……。ADHDの子どもたちは、本当にこんなふうなのだろうか。なんて生きにくいこと。わかってくれる人がいて、良い方に導いてもらえることを祈る。こういう本に付き物の解説がないのがちょっと新鮮かも。

• たくさん

  読了日：2025/09/06

  私としてはこの本に描かれるADHDは少し違和感があるかなあと思う。想像の世界。当事者でない他人が当事者を知るために理解できない部分を想像して肯定感を強めに誇張しているように見えなくもないから。確かに苦労しているけど誇張して線引きが甘くなって少しはできることも全くできないレッテルにして楽なほうに逃げている気もする。私も発達に苦労したけから思うのだけど。

• 遠い日

  読了日：2025/10/10

  韓国発。ジヌは授業中、集中できず、じっとしていられない子ども。注意を受けても、わけを言っても、誰もわかってはくれない。ジヌにはジヌだけに見えるいろいろ難儀なことと戦っているのだ。お医者さんの助言がジヌを救う。「ちょっと　ちがうだけ」ということばの偉大さ。ADHDの特性をずばりと言い切ったことばに、わたしも安心を得ました。ADHDの子どもにどう対処していいいのか迷いがちになる大人にも、すばらしい助言だと思いました。

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