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金色の切手とオードリーの秘密

オンジャリq.ラウフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863898981
ISBN 10 : 4863898983
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「大事なのは、お母さんについて何もきかれないことです。だれにもきかれないようにするのが、何より大事なんです。だって…その、秘密だから。秘密、だったから」だれにも話せない家族の事情をかかえて、ひとり懸命に暮らしをつむいできたオードリー。親友のカヴィとイナラ、郵便局員のモーさん、医師のアデオラ先生に商店のデイビスさん…、孤軍奮闘の日々はそれでも、町の人々のあたたかいまなざしの中にあった―。

【著者紹介】
オンジャリ Q・ラウフ : 人権活動家として、女性や子どもへの虐待や犯罪をなくすためNGO「Making Herstory」と難民の救済をめざすNGO「O’s Refugee Aid Team」を創設。児童書作家としてのデビュー作『5000キロ逃げてきたアーメット』(久保陽子訳、Gakken)でウォーターストーンズ児童文学賞総合賞、ブルーピーター文学賞ほか数多くの賞を受賞

久保陽子 : 1980年生まれ。東京大学文学部英文科卒業。出版社で児童書編集者として勤務ののち、翻訳者になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • joyjoy

    オードリーが健気でかわいくて仕方なかった。アニタ巡査部長やジョージーさんと一緒に、ときに笑いをこらえ、ときに胸を痛めつつ、彼女の告白を聞く。助けを求めることができず、ひとりで頑張ってきたオードリー。「わたしたちがいつもそばにいる。声をかけてくれるだけでいいの」、大冒険の末に、そんなふうに見守ってくれている人たちの存在に気付けて良かったね。オードリー自身も偶然の思いつきではあったが、向かいの家の住人に対し、意図せず救いの手となっているのがよい。オードリーを気遣うモーさん、彼を誇らしいという近所の人達も素敵。

  • mntmt

    ヤングケアラーがテーマ。きつい時は声に出して助けを求めなくちゃいけないなと思った。大人でも難しいことなんだから、小学生にとっては...。想像もできない。

  • ぱに

    ヤングケアラーの本と知らずに手に取った。表紙をめくったところにあるヤングケアラーへの応援のメッセージを見てそのつもりで読んだけど、オードリーの健気さがあまりに苦しい……こんな思いをしながら暮らしている子どもが世界には多くいると思うとどうにか行政の手が届いて欲しいと切に願う。郵便配達員さんをはじめとする優しい大人の目に救われる。この作家さん他にも気になったけど読んでいない本がいくつもあると気付いたのでそちらも読みたい。すごくよかった

  • みゅうの母

    お話が面白いのは言うまでもないんだけど、本の作りがめっちゃ可愛い。笑えるし、泣かされるし、オードリーがいとおしくなります。

  • そらこ

    ヤングケアラーを描いた作品。9歳のオードリーが、ロンドンの警察で事情聴取を受ける。そこで話す言葉で物語が進んで行く。何があったのか初めは全くみえないが、いかに追い詰められて、事件を起こしたかがわかってくる。かなり過酷で悲惨な状況だが、オードリーの口調は軽くユーモラスで、また、友人とのやりとりや彼らの自由な思考や行動がおもしろい。オードリーは病気の母と幼い妹弟の面倒をひとりでひきうけ、周りには必死で隠す。だが、それを秘密にしておかなくてもいいとわかったとき、感情が一気にあふれ出て、涙なくしては読めない。

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