オリヴィエ・ブランシャール

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21世紀の財政政策 低金利・高債務下の正しい経済戦略

オリヴィエ・ブランシャール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296114306
ISBN 10 : 4296114301
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
田代毅 ,  

Content Description

長期停滞の中でいま必要な経済戦略とは?マクロ経済学の世界的権威が、経済の安定化に向けて財政政策の役割を求める提言の書。

目次 : 第1章 本書の概要/ 第2章 導入/ 第3章 金利の変遷、過去と未来/ 第4章 債務の持続可能性/ 第5章 債務と財政赤字による厚生面のコストとベネフィット/ 第6章 財政政策の実践/ 第7章 要約と今後の課題

【著者紹介】
オリヴィエ・ブランシャール : ピーターソン国際経済研究所(PIIE)C.フレッド・バーグステン・シニアフェロー、マサチューセッツ工科大学(MIT)ロバート・ソロー経済学名誉教授。フランス生まれ。ハーバード大学やMITで教職を務めた後、2008年から15年まで国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミストとして活躍。2015年より現職。専門はマクロ経済学。世界で最も論文が引用される経済学者の一人

田代毅 : ピーターソン国際経済研究所(PIIE)ノンレジデントシニアフェロー、経済産業研究所コンサルティングフェロー。慶應義塾大学卒業、ハーバード大学ケネディスクール公共政策修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • サワークリーム

    新聞テレビは何故か日本の債務だけを取り上げる。巨額の財政赤字というのは本当なのか、欧米諸国と比較するデータが見たかった。実質安定金利が実質経済成長率より低い場合、当面の間政府は支出を増加させ国債を発行しつつ全く増税しないことも可能。債務の増加は将来の増税の必要性を意味するとは限らない。

  • 朝ですよね

    本書は日本のインフレ率が上がる前に書かれたもの。2022年以降の政府・日銀は、ブランシャール先生から見れば合格点と言えるだろう。2023年に書かれた日本語版への序文でも肯定的な評価が読み取れる。インフレ時の金融緩和で実質金利は大幅低下。潜在成長率はおそらく0%台なので、r

  • Kyo-to-read

    現状のマクロ経済状況を再度自分の中で理解、落とし込みをしようという試みの中でチョイス。本書では民間需要の低成長が継続している環境下で、安定金利が下方限界を超えて存在し、それゆえに金融政策が不全に陥っているものの、債務コスト自体も下がっている為、財政政策による需要喚起の必要性が増し財政赤字、債務拡大に正当性があるとの主張と理解。失われた30年での国家債務拡大も上記状況ではやむなしと説明される。ただ需要拡大については依然問題として残っており、高齢化、人口減少等の逆風がある中でいかに再成長を目指すかは不透明。

  • Kooya

    低金利や債務比率の高止まりが恒常化した時代における財政政策の役割を論じた本。バイデン政権の経済対策やバブル崩壊以降の日本の政策対応もケーススタディとして扱っている。「安全金利が経済成長率を下回る限り、債務の暴発に対する懸念はなく、金融政策がゼロ金利制約に直面している状況では、政府が財政政策によって需要と生産を維持する必要がある」というのが筆者の考えだが、金利上昇時は債務削減に努めて政府需要を減らす必要があると述べているため、個人的には中立的な立場の経済学者だと感じた。(コメント欄へ続く)

  • hurosinki

    ブランシャール先生の日本語版前書きはこちら(https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/032900009/120700489/) 本書の内容と日本の政策への含意が上手く要約されている。 特に 【……財政赤字は考えられているほど危険なものでもコストのかかるものでもない。超低金利下では、債務ダイナミクスによって債務の国内総生産(GDP)比率を上昇させることなくプライマリーバランスの相当な赤字を計上することができる。

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