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白夜に沈む死 下 創元推理文庫

オリヴィエ・トリュック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488227067
ISBN 10 : 4488227066
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

油田の開発に各国の石油会社が群がる町ハンメルフェスト。死亡した青年の幼馴染は、石油採掘のダイバーだった。伝統と利権に引き裂かれるサーミの人々。トナカイ所有者、かつて石油会社に関わっていた市長に続き、石油会社の代表者二名が悲惨な死を遂げるに至り、クレメットとニーナは一連の出来事のつながりを疑い始める。23の賞を受賞した『影のない四十日間』に続く第二弾。

【著者紹介】
オリヴィエ・トリュック : 1964年フランス生まれのジャーナリスト。フランスの新聞社『ル・モンド』の北欧特派員を20年以上つとめる。ドキュメンタリー映画やTV番組製作にも携わり、ノンフィクションも執筆したのち、本シリーズで小説デビュー。母国フランスで熱狂的に迎えられ、シリーズ第1作『影のない四十日間』はミステリ批評家賞、813協会賞などを受賞したほか、英訳版はCWAインターナショナル・ダガー賞の最終候補作にもなった

久山葉子 : 1975年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ナミのママ

    後半はかなりヘビーだった。ミステリとしての犯人探しや事件より石油開発にかかわる過去が凄まじく圧倒された。ネタばれになりそうなので書かないが、事実なのかフィクションなのか、怖い。ストーリーは現代のトナカイ所有者、トナカイからは離れたサーミ人、石油開発に関わる人達、外部からの旅人、過去の人さがしと、かなり複雑。もう少しスッキリして欲しかった。その中でトナカイ警察の男女バディがつかず離れずでほっとさせてくれる。読みやすい作品ではないと思うが先住民族についてもっと知りたいので次作も希望。

  • キムチ27

    状景眺めという上とは趣を違え 、怒涛の様な流れで締めくくられた。熱いサーミへの慕情はしっかと受け取れたが。筆者のメッセはラスト60頁余、1980年代の在り様が見えた。事実のコアを握る伝説のダイバー、ダイバーが悲惨な薬漬け状態である事を解明したDr・どちらも仏人という設定には筆者の意図が見える。ミニマム(警官コンビ〜ニーナ、クレメットに纏わる個人的事情とその解明)マキシマム(ノルウェーの国力に係る巨大資本の石油開発、付随するフィンランド移住民の想い)を同時進行させるのは巧みながら」余りにも詰込過ぎな展開

  • は〜背景が重かったものの、一気読みの面白さでした。北欧の歴史や民族、知らなすぎます。

  • ありさと

    伝統を守る若いトナカイ牧夫の溺死、街に侵入するトナカイを敵視していた市長は崖で転落死、企業の重役たちは減圧室で惨死を遂げる。背景には資源開発で抑圧されるサーミ人と酷使されてきたダイバーたちの歴史があった。前回に増してがっつり社会派な読みごたえ。善良なるトナカイ警察コンビの活躍もますます読んでて楽しい。しかし夏の北極圏なんて絶対行きたくないと思ってしまった。太陽に殺される……。

  • Abercrombie

    石油開発の影で闇に葬られたダイバーの悲劇がこの物語の主題か。主人公の相棒ニーナの父の過去へまで及ぶストーリーは重いけど、ミステリとしてはそのぶんボヤけたものになってしまっていると感じた。

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