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独裁者が変えた世界史 下

オリヴィエ・ゲス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562057504
ISBN 10 : 4562057505
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

絶対主義の絶対的な形態である20世紀の独裁は、無慈悲で残忍な指揮者たちが奏でるオーケストラであった。彼らはいずれも、独自の刻印が真っ赤な焼き鏝で押された政治体制のなかで第一人者を演じた。彼らのプロフィールと性格には違いがある―正反対のことも多い―が、恐怖の日常化を手段とする権力への渇望、周囲の人間に向ける猜疑心を全員が共有し、人間の命だけでなく、あらゆる形の自由になんらの価値も認めない点でも同類であった。

目次 : デュヴァリエ―ハイチは最悪の一族の誘惑に勝てるのか/ フィデル・カストロ―権力への執着/ ジョゼフ=デジレ・モブツ―ザイールのプレデター/ ムアンマル・アル=カダフィ―ベドウィンの難破/ エーリヒ・ホーネッカー―ドイツ民主共和国の偉大なる舵とり/ アウグスト・ピノチェト―リベラルな暴君/ ポル・ポト―流血のカンボジア/ ホメイニー―神に仕えて/ サッダーム・フセイン―バグダードのごろつき/ アサド―父から子へ

【著者紹介】
オリヴィエ・ゲズ : 歴史研究者、著述家、ジャーナリスト。最新作の『ヨーゼフ・メンゲレの失踪』(グラセ社、2017年)はルノドー賞を獲得した

神田順子 : フランス語通訳・翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業

田辺希久子 : 青山学院大学大学院国際政治経済研究科修了。翻訳家

村上尚子 : フランス語翻訳家、司書。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒

松尾真奈美 : 大阪大学文学部文学科仏文学専攻卒業。神戸女学院大学大学院文学研究科英文学専攻(通訳翻訳コース)修了。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Isamash

    ハイチのデュヴァリ、カストロ、ザイールのモブツ、カダフィ、ホーネッカー、チリのピノチェト、ポル・ポト、ホメイニー、フセイン、アサドが紹介。思想等は違えど言論統制、監視制度、粛清等、独裁者のやることが同じことに驚かされる。中でもベルナーレ・バジョレ・仏対外治安総局長官によるバッシャール・アル=アサド論述は興味大。彼は独裁者の次男でおとなしい医師(英国で研修)であったが兄の死で急遽権力握る。シリア自国民虐殺を行ったが、生き残りを賭けた必然で少しでも弱みを見せたらすぐに葬られたと記す。戦国時代の大名と同じか?

  • ジャズクラ本

    ◎上巻に引き続き下巻はデュバリエ、カストロ、モブツ、カダフィ、ホーネッカー、ピノチェト、ポルポト、ホメイニー、フセイン、アサドを掲載。特に興味深く読んだのは、デュバリエ、モブツ、カダフィ、ホーネッカー、ピノチェト、ポルポト。穏やかな表情で粛清を命じるポルポトには背筋が凍りつく。こうして並べてみると主義が異なるのは当然ながら、独裁体制の構築も様々で、粛清の根拠にも個性がみてとれる。巻末に年表あり。

  • もだんたいむす

    独裁者の期限は短いね。

  • K.C.

    下巻は10人の独裁者を描く。最後のシリアのアサド大統領はリアルタイムであり興味深い。独裁者に支配されたいとは決して思わないが、それにしても最近の日本の為政者の小ささよ。

  • たかぴ

    幾つかを抜粋して読みました。権力を握った途端に牙を剥く、のかその気になっているのか。どちらにせよ碌でも無い。邪悪な人間性?獣性?どちらにせよ酷い。

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