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独裁者が変えた世界史 上

オリヴィエ・ゲス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562057498
ISBN 10 : 4562057491
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書は、20世紀の独裁を理解するうえで有益な人物を選んで彼らの肖像を描く初めての試みである。有名な独裁者に知名度が低いもしくは忘れさられた独裁者をまじえ、二〇数名を描いた内容の濃い肖像であり、徹底的な調査に裏づけられた語りのおもしろさを特徴とする。筆をふるったのは、今日のジャーナリストおよび歴史研究者のうちからオリヴィエ・ゲズが選りすぐったライターである。こうして編者となったゲズ自身は、格調高い序文を執筆した。

目次 : レーニン―全体主義の予言者/ ムッソリーニ―赤から黒に/ スターリン―「現代のレーニン」―スターリンはどのようにしてスターリンとなったのか/ アドルフ・ヒトラー―ドイツのデーモン/ フランコ―不沈の独裁者/ フィリップ・ペタン―独裁者とは命令する者である/ 東條英機―独裁者?それともスケープゴート?/ ティトー―あるいは大いなるこけおどし/ 三代の金―金日成、金正日、金正恩の国/ 毛沢東―狂気の暴君/ エンヴェル・ホッジャ―最後のスターリン主義者/ アルフレド・ストロエスネル―自給自足体制の家父長

【著者紹介】
オリヴィエ・ゲズ : 歴史研究者、著述家、ジャーナリスト。最新作の『ヨーゼフ・メンゲレの失踪』(グラセ社、2017年)はルノドー賞を獲得した

神田順子 : フランス語通訳・翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業

清水珠代 : 上智大学文学部フランス文学科卒業

松尾真奈美 : 大阪大学文学部文学科仏文学専攻卒業。神戸女学院大学大学院文学研究科英文学専攻(通訳翻訳コース)修了。翻訳家

濱田英作 : 国士舘大学21世紀アジア学部教授。早稲田大学大学院文学研究科東洋史専攻博士課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Isamash

    歴史研究者、ジャーナリストのオリヴィエ・ゲス氏編者で2019年出版本の訳書。レーニン、ムッソリーニ、スターリン、ヒトラー、フランコ、フィリップ・ペタン、東條英機、ティトー、三代の金、毛沢東、エンヴェル・ホッジャ、アルフレド・ストロエフレルが取り挙げられてる。その内レーニン及びチトーは、偉人的な認識が残っており、政敵を容赦なく粛清した独裁者との評は驚かされた。これだけ独裁者がおりながら、その施策、即ち個人崇拝、言論統制、強力な監視機関、知識人の統制等の共通性に驚かされる。プーチンも先人達の忠実な継承者か。

  • ジャズクラ本

    ◎世界各国の独裁者及びこれに類する統治者を扱っており、上巻はレーニン、ムッソリーニ、スターリン、ヒトラー、フランコ、ペタン、東條英樹、ティトー、三代の金(北朝鮮)、毛沢東、ホッジャ、ストロエスネルを論じている。対象毎にその統治者に詳しい執筆者と訳者が書いているため特異な偏りが無く、どの独裁者もよく調べられていて興味深い本だった。概括的に捉えるには充分な内容とボリューム。下巻には、カストロ、カダフィ、ホメイニ、ポルポト、フセイン等も登場するようでそちらも楽しみ。

  • K.C.

    上下巻で24人(22章)の「独裁者」を描く。上巻は14人(12章)。日本からは東條英機が選出(?)されているが、本書でも触れられているように「独裁者」というには疑問があり、他のメンバーから格落ち感が否めないし、他の独裁者の横暴に比べれば、東條の行動は小役人クラス(確かに多くの人を死に追いやったが、意に沿わない者に手を下した虐殺の数は、他に比べて少ないという意味。)。下巻に続く。

  • おかつ

    レーニンからスターリン。ロシア独裁者の系譜。第二次世界大戦下で台頭したムッソリーニとヒトラー。狂気の暴君、毛沢東。東條英機は無責任体系が生み出したスケープゴートか。独裁者は現代社会でも存在する。民主主義を如何にして守り抜くかが問われる時代だ。

  • 卓袱

    編著者の前書きにあるように世界史における独裁者の果たした役割は大きいが、その役割には大きな差異があることが分かりやすく示されている。例えばわが国における東条英機のように傀儡に過ぎない者から北朝鮮における金一族のようにカリスマ性の強い者まであるが、見落とすことができないのは、大衆の動きである。

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