Product Details
ISBN 10 : 4152092556
Content Description
見えなくなったとき、言葉をなくしたとき、脳と心、そして想像力は、どう働くのか―― 自身も片目の視力を失ったサックス先生が 患者への温かなまなざしで描く傑作医学エッセイ
視力を失う。失語症や知覚失認をわずらう……。知覚に障害を負ったとき、脳と心はどのように対応していくのだろうか。
サックスの患者となった、楽譜を読めなくなったピアニストは、やがて文字や日常のさまざまなものも識別できなくなっていくが、音楽の助けにより穏やかな日常をいとなんでいる。脳卒中で失読症になった作家は、苦労はあったものの自らの体験をもとにしたミステリを執筆するまでになる。
そして、サックス自身、生まれつき人の顔が見わけられない「相貌失認」をわずらっていたが、さらに癌により右目の視力を失い、適応を迫られることになる。
視覚に問題はないのにまわりのものが認識できないことがある一方で、両目の視力を失っても心に豊かな視覚世界を築く人もいる。
目と脳の奇妙で驚くべき働きを卓越した洞察力と患者への温かな視線で描き出した傑作医学エッセイ集。
【著者紹介】
オリヴァー・サックス : 開業医として活躍するかたわら、これまでに10冊の著書をもつ作家。コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神医学教授であり、コロンビア大学の学生、教職員をアートに親しませることを目的に設けられた「コロンビア大学アーティスト」にも任命されている。2008年には大英帝国勲章を授与された
大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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だろうぇい
読了日:2016/05/22
REI
読了日:2017/06/08
橘
読了日:2017/05/28
北条ひかり
読了日:2015/09/13
tom
読了日:2012/04/24
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