オリヴァー・サックス

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幻覚の脳科学 ハヤカワ文庫

オリヴァー・サックス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150505196
ISBN 10 : 4150505195
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宙を舞うハンカチや楽譜、15センチの小人、光り輝く幾何学模様。話し声や音楽、悪臭、失った手足の感覚―現実には存在しないものを知覚してしまう「幻覚」。これらの多くは狂気の兆候などではなく、脳機能を解明する上で貴重な手がかりになるという。多様な実例を挙げながら幻覚がいかに私たちの精神世界や文化に影響を与えてきたかを綴る医学エッセイ。『見てしまう人びと―幻覚の脳科学』改題・文庫化。

目次 : 静かな群衆―シャルル・ボネ症候群/ 囚人の映画―感覚遮断/ 数ナノグラムのワイン―においの幻覚/ 幻を聞く/ パーキンソン症候群の錯覚/ 変容状態/ 模様―目に見える片頭痛/ 「聖なる」病/ 両断―半視野の幻覚/ 譫妄/ 眠りと目覚めのはざま/ 居眠り病と鬼婆/ 取りつかれた心/ ドッペルゲンガー―自分自身の幻/ 幻肢、影、感覚のゴースト

【著者紹介】
オリヴァー・サックス : 1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007〜2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神学教授、2012年からはニューヨーク大学スクール・オブ・メディシン教授をつとめる。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章。2015年没

大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • らぱん

    幻視や幻聴など、存在しないとされるものを知覚する事例を並べメカニズムを考察する。脳の作用での現出を精神疾患とは分けて論じている。事例は数多く多岐に渡り、軽いものでは多くの人が経験するようなことも論じられ、その意味では幻覚とは日常的で一般的だと理解した。その上で劇症での日常生活は困難だろうとも想像できる。著者を含む医者や科学者の薬物体験の報告は興味深く、摂取した量や状況、意識の変容、肉体的変化などの正確な科学的著述が出色だ。また、超常体験や法悦状態などの考察も面白かった。娯楽性は低いが読み応えのある一冊。

  • マリリン

    幻覚というと、不穏な感もあったが、脳科学の視点で見ると意外にも楽しいものではないかという気がしてきた。原因が程度わかっていても、心的外傷後ストレス障害などの場合は別だと思うが。 「静かな群衆ーシャルル・ボネ症候群」は、全く知識がなかったので特に興味深かった。「取りつかれた心」も。人生の晩年には、死や死の予感を伴う特別な幻覚があるという。そのような幻覚を持つ時がいつか訪れるのかと思うと、それも楽しみだ。幻肢の感覚も興味深い。人間の脳は計り知れない多くの複雑な機能を持っているように感じた。

  • Roko

    わたしたちが見ていること、聴こえていること、感じていることは、実際にあるものと同じというわけではありません。それは脳が作り出しているデータです。実際には見えていないものを脳が補完している場合もあるし、まったく存在しないものを作り出している場合もあります。 ですから、環境が変わったり、心配事が解消されると、消えてしまうこともあります。一生消えないものもあります。 脳に翻弄されたり、助けられたり、だからこそ、脳について知るのは面白いのです。

  • eirianda

    オリバーサックスが亡くなっていたとはつゆ知らず、彼の本を読んでいた。脳神経、恐るべし。オカルトが次々解明されてしまう!

  • DEE

    全盲にも関わらずリアルな幻覚を見る人。半盲で見えないはずの目で景色をありありと見ている人。入眠する直前に不可思議な光景を見る人。麻痺した体のパーツを他人の物と認識する人。 自分は経験がないけど(そう思っているだけかもしれないが)幻覚はそれほど珍しいものではなさそうだ。大方は脳の極端な働きによるもので説明できるようだけど、まだまだ分からない部分も多い。脳は奥が深い。

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