オリヴァー・サックス

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タングステンおじさん ハヤカワ文庫

オリヴァー・サックス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504724
ISBN 10 : 4150504725
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

のちに脳神経科医になるサックス先生は子供のころ、化学に夢中だった。いつも指先を粉塵で黒くして、金属をはじめとする物質の化学的な振舞いの面白さを説き語ってやまないおじ、「タングステンおじさん」がいたからだ…サックス先生が暖かな家族に囲まれて科学への憧れを育んだ楽園の日々が、ノスタルジー豊かに綴られる。同時に化学の発展史が一風変わった切り口から紹介される、出色の自伝的エッセイ、待望の文庫化。

目次 : タングステンおじさん―金属との出会い/ 「三七番地」―私の原風景/ 疎開―恐怖の日々のなかで見つけた数の喜び/ 「理想的な金属」―素晴らしきタングステンとの絆/ 大衆に明かりを―タングステンおじさんの電球/ 輝安鉱の国―セメントのパンと鉱物のコレクション/ 趣味の化学―物質の華麗な変化を目撃する/ 悪臭と爆発と―実験に明け暮れた毎日/ 往診―医師の父との思い出/ 化学の言語―ヘリウムの詰まった気球に恋して〔ほか〕

【著者紹介】
オリヴァー・サックス : 1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007〜2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神医学教授、2012年からニューヨーク大学スクール・オブ・メディシン教授を務める。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章。2015年死去

斉藤隆央 : 1967年生、東京大学工学部工業化学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    タングステンおじさんを筆頭に、おじいさん一族が化学に明るくて、本人も興味津々で、両親も理解があると言う恵まれた環境。実験室を与えて貰って、化学実験の追試をしては、化学反応という営みから先人化学者達と心を通わせ。鉱物や元素と特別な絆を見出したり。ヘリウムの気球に触れてはエクスタシーを感じ。単離したアルカリ金属、アルカリ土類金属を池に投げ込んでは(おいっ)デービーに想いを馳せるなど。周期表の深遠な美しさに恍惚となったりね。なんと言う変態少年の物語。儂はね、こう言う本が読みたかったのですよ。(◍˃̶ᗜ˂̶◍)。

  • やいっち

    「サックス先生が暖かな家族に囲まれて科学への憧れを育んだ楽園の日々が、ノスタルジー豊かに綴られる。同時に化学の発展史が一風変わった切り口から紹介される、出色の自伝的エッセイ」サックスファンの我輩、サックス先生の本はほとんど一度は読んだ。中でも本書は出色の自伝。最初は図書館本で読んで感激。のちに単行本を入手し、2度は読んだ。座右の書。

  • こなな

    私には、書庫や図書館の代わりになるおじやおばやいとこが大勢いたという脳神経科医の少年時代を記したもの。鉱物学や化学や物理学の世界に没頭し、生物に関しては母(両親とも医師)から人間の解剖までさせられていた。衝撃的な章だった。内緒でバスタブでタコを飼っていたりキプリングのジャングル・ブックのモーグリのことを友達に自分の事のように話した少年だった。お気に入りの氷晶石、水面下に沈んだ途端みえなくなるのは不思議な現象である。日常の目に見える色や形の世界の裏に、謎めいた法則や現象に支配された隠れた世界が存在するのだ。

  • Willie the Wildcat

    興味を育む座学と”実験”環境。疑問を持ち、問うことが許されることが、脳を解き放つ!塩とガスの炎によるキッチンでの母親の”即興”実験は、特に印象的。金属、光、熱・・・そして数字。科学の歴史に垣間見る著者の半生といっても過言でもない。加えて、素数好きの著者に共感。但し、「バスの乗車券」収集と周期表を空想・・・、流石にマニアックすぎる。(笑)興味深いのが、医学への転換。天才の思考と凡才の私の思考は異なって当然も、心の通う家族の温かみが常に伝わってくる。恐らくこれがキモなんだろうなぁ。

  • こばまり

    錚々たる専門職集団である家族親族の下、神童オリバー少年が知的好奇心を満たしていく様子がなんともキラキラと眩しく、化学はてんで駄目な私も興味深く読んだ。そして思春期の訪れと共に情熱が醒める様も。氏の著作は脚注が多いが、メンデレーエフの影響だったとは。

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