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アートの値段 現代アート市場における価格の象徴的意味

オラフ・フェルトハウス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120056451
ISBN 10 : 4120056457
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アート作品の価格は市場のメカニズムでは説明ができない。芸術家、画廊オーナー、オークションハウス、コレクターなどが構成する特異な「意味システム」の中で、価格は多くのことを我々に語りかけている。価格が持つ文化的な意味とは。芸術に値付けする技法を解き明かす。

目次 : 序章/ 第1章 アート市場の構造/ 第2章 意味の交換/ 第3章 後援者vs.便乗者/ 第4章 価格の決定要因/ 第5章 値付けの技法/ 第6章 価格の物語/ 第7章 価格の象徴的意味/ 第8章 結論

【著者紹介】
オラーフ・ヴェルトハイス : アムステルダム大学社会学部の教授で、専門は経済社会学、芸術社会学、文化社会学。同学部で、文化社会学プログラムグループのディレクターを務めている。研究テーマは、アート市場のグローバル化、市場と贈答品交換の相互関係、現代アートの評価と価格設定、アダルトコンテンツ市場の道徳的・社会技術的側面など。最近では、BRICs諸国におけるアート市場の出現と発展を横断的に比較・研究している。アムステルダム大学に移る前は、オランダの日刊紙『de Volkskrant』のスタッフ・レポーターとして数年間勤務

陳海茵 : 1991年中国生まれ、幼少期から日本で育つ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専門は芸術社会学、文化社会学。埼玉大学大学院人文社会科学研究科研究員、大妻女子大学他で非常勤講師。中国現代アート市場を対象とした社会学的研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    訳者によると、本書は現代アートがどのように値付けされているのか、社会学理論と方法を用いて答えを導き出す研究(あとがき282頁)。文化経済学を学んだ(でいる)人には重要な文化社会学の邦訳書。やや美辞麗句、レトリックがなくもないとは思う。本書で提案する説明は、市場とは、文化的な集合体である(014頁)。文化的価値は文化的な信念にも依存し、消費はアイデンティティの決定要因でありその表現でもある。経済財は生命や来歴を有する。愛と気遣いが経済活動の中で顕在化することがある(023頁)。

  • Shun'ichiro AKIKUSA

    内容は興味深く、翻訳紹介の労をねぎらいたい。ただもう少しだけ訳文が読みやすければ、もっと多くの読者をえられたのではないかと思ってしまった。参考文献としてあげられている洋書には邦訳されているものも一定数あるのだが、そういった情報が与えられていないのも少々残念だ。

  • takao

    ふむ

  • Jey.P.

    美術品市場の概要や、ディーラーの慣行などを調査し、分析した本。価格が何らかの意味を伝えることや、一時市場と二次市場の違いなどは労働市場にも似てると思いながら読んでいたが、実際に近い記述もあった。途中、商業製品の転売問題を連想するような話もあり、共通点が何かしらありそう。全体的に流し読み程度でまだちゃんと読めていないが、再読しそう。

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