オノレ・ド・バルザック

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呪われた子 他

オノレ・ド・バルザック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784891766382
ISBN 10 : 4891766387
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

厖大な人物を織り込んだ大作の根底をなすとも言える、神秘に彩られた人生を描いた短編集。表題作のほか、「サラジーヌ」「神と和解したメルモス」など計8篇を収録。人知を越えた「人間喜劇」がここに。

【著者紹介】
私市保彦 : 東京に生まれる。東京大学仏文科卒業、東京大学大学院比較文化比較文学専攻修士課程修了。武蔵大学名誉教授

加藤尚宏 : 1935年、東京に生まれる。早稲田大学仏文科卒業、同大学大学院博士課程修了。早稲田大学大学院名誉教授

芳川泰久 : 1951年、埼玉県に生まれる。早稲田大学第一文学部仏文専修卒業、同大学大学院後期博士課程修了。早稲田大学文学学術院教授。専攻、フランス文学

澤田肇 : 北海道に生まれる。上智大学文学部仏文学科卒業、パリ第三新ソルボンヌ大学大学院博士課程修了(文学博士)。上智大学文学部教授。専攻、仏文学

片桐祐 : 1951年、新潟県に生まれる。早稲田大学法学部卒業、青山学院大学フランス文学研究科博士課程中退。青山学院大学他非常勤講師。専攻、十九世紀ロマン派

奥田恭士 : 1954年、長崎県に生まれる。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業、青山学院大学文学研究科博士課程単位取得退学。兵庫県立大学環境人間学部教授。専攻、十九世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    バルザックの神や宗教に関する考えが見えてくる小品集 『サラジーヌ』イタリアでは歌い手の声を作るために何をしていたか。愛でる者を囲うためには何でもありの枢機卿。美しきサラジーヌよ…。『不老長寿の薬』地獄に堕ちるかい、ドン・ジュアン。自分のして欲しいとおりに頼むのは無理だよ。頼むことが正しくないことなのだから。『フランドルのキリスト』心が正しく信念のある人は静かだ。信心を持つ人は強くあれる。正しく信心を持てるような教会が必要なのである『神と和解したメルモス』そろそろ人の魂がちゃんと欲しいと悪魔が言ったようだ

  • NAO

    当時流行っていたゴシックホラーを意識したような怪奇的な話8編を収めた短編集。『神と和解したメルモス』は『放浪者メルモス』のパロディだし、『呪われた子』は『オトラント城奇譚』とかなり類似した設定。『不老長寿の薬』はバルザックのオリジナルだが、その舞台背景とか、背徳的な雰囲気とか不気味さが、パロディの2作品よりもはるかにゴシックホラーっぽくて不気味だ。『続女性研究』のビアンションの話も、女性のエゴむき出しのなかなか怖い話だった。

  • ピンガペンギン

    このシリーズで一番厚く読み応えたっぷり。(字も小さめ)バルザックは「人間喜劇」を3つに分類していて、うちの哲学的研究に入った小説が多い。読み始めるとバルザック独特のすごい描写力で脳内に情景が浮かんでくる。「不老長寿の薬」はお金、なかでも財産相続の問題が主題の一つで幻想的雰囲気だが多くの現代人にも訴える内容だと思った。(解説では「父親殺し」が主題とされている。)「フランドルのキリスト」はバルザックが社会的建前ではカトリックであるが、心中は神秘思想に傾注していた(母親がそうだった)ことを示していて→

  • Hepatica nobilis

    短編というより歯ごたえある個性的な中編集。読むのに非常に骨が折れた。幻想・怪奇要素も多いけれど、バルザックの異様な描出力は健在で、現実とも夢想ともちがう超リアルな世界が現出。失敗作らしきものも含めて、どの作品もそれぞれ強烈。短いが『エル・ヴェルドゥゴ』の非情さはメリメの『マテオ・ファルコーネ』に似た衝撃。『不老不死の霊薬』の最後のように脳を噛みつかれたような気分になるものばかり。

  • Avis

    岩波文庫の『サラジーヌ』を読んだので、こちらに入っているのを読み直したくて出してきたら、ほかのも読んでしまった。「砂漠の情熱」はバルザックの短篇の中でも特に好きな一篇。

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