神経心理学検査法

本書は、カナダ、ヴィクトリア大学心理学教室およびその関連施設で長年にわたって用いられ、検討された膨大な資料に基づく主な神経心理学的検査法を集大成したものである。１３章にわたって９８を数える検査法が記載されている。検査名、別の名称、目的、出典、概要、検査内容、検査の実施時間、採点法、考察、標準データ、文献がこと細かに述べられ著者の実施経験の所感がコメントとして書かれている。成人用の検査法だけでなく、小児や高齢者向けの検査法も数多く取り上げられている。

目次 : 既往歴のとり方/ 検査法の選択、実施ならびにクライエントの準備/ 検査結果のプロフィールと採点の意味/ 報告書の作成およびクライエントへの告知/ 全般的な知的能力と病前の知能の評価/ 小児のための認知テスト/ アチーブメントテスト/ 遂行機能/ 注意/ 記憶/ 言語テスト/ 視覚、視覚運動、および聴覚テスト/ 触覚、触覚―視覚および触覚運動テスト/ 運動テスト/ 適応行動と人格/ 職業興味と適性/ 詐病と症状妥当性テスト

【著者紹介】
オトフリード・スプリーン : ヴィクトリア大学名誉教授

エスサー・ストラウス : ヴィクトリア大学教授

滝川守国 : 鹿児島大学医学部神経精神医学教室教授

前田久雄 : 久留米大学医学部神経精神医学教室教授

三山吉夫 : 宮崎医科大学精神医学教室教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）