エーリヒ・ケストナー

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新訳 飛ぶ教室 角川つばさ文庫

エーリヒ・ケストナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046311993
ISBN 10 : 4046311991
Format
Books
Release Date
September/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもの涙がおとなの涙より小さいなんてことはない。ずっと重いことだってある…。生徒たちがともに生活する、ドイツの寄宿学校を舞台に、まずしい優等生のマーティン、その親友で捨て子のジョニー、弱虫の自分になやむウリー、彼を心配するケンカが強いマチアス、クールな皮肉屋のセバスチャンたちが、先生とのふれあいや、ある事件を通して成長する友情の物語。絵60点。世界中がわらい、泣いたクリスマスの名作。

【著者紹介】
エーリヒ ケストナー : 1899〜1974年。「エーミールと探偵たち」シリーズや『ふたりのロッテ』など、子どもたちが活躍する物語で人気の、ドイツを代表する児童文学作家・詩人。『わたしが子どもだったころ』で国際アンデルセン賞を受賞

那須田淳 : ドイツ在住。作家

木本栄 : ドイツ在住。翻訳家

patty : 愛知県在住。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • テツ

    「子どもの涙がおとなの涙より小さいなんてことはない」ケストナーは大人になってもこどもの心を想うことが出来る人間だったってのがこれだけで解る。毎年クリスマス間近になると読み返す飛ぶ教室がこんなライトな表紙に。ギムナジウムでの少年たちの生活。それぞれの抱く夢や小さな絶望。彼らを見守る優しい大人たち。ありとあらゆる全てをクリスマスは癒し励まし祝福してくれる。現実世界では必ずしもそうではないからさ。せめて物語の中だけではこどもたち全てに祝福を。

  • 二藍

    か、かわいすぎか……! 家が貧しい優等生に、孤児の文筆少年、腹ペコボクサー、小柄な気弱っ子、クールな皮肉屋……とか! 全方位なんていいキャラしてるんだ!とキャラ読み読者はその美味しい設定だけでも歓喜してしまうというのに、そのうえ内容までも素晴らしいのだからもう平伏すしかない。となりの実業学校とのケンカとか、友人のみならず先生との絆とか、家族と過ごすクリスマスとか、どれも読んでいてワクワクしたしまじりっ気のないしあわせな気分に浸ることができた。ちょうどクリスマスにいい本読めた。

  • 歩月るな

    2012年の新訳。光文社古典新訳のほうが2006年、大人が読むと面白い、からちょうど六年たって子供の為の児童書としてまた出て来た一冊。ちょうど今時分クリスマスの時期のストーリーである。ドイツ流儀についてまったく無知であるので、解りやすい注釈つきで大きなお友達にも大変ありがたい一冊。「正しく子供の心を持った大人」が登場する。子供のまま大人になる事は必ずしも素晴らしいことじゃないと言う事を我々はもう知ってしまっているけれど、忘れてはいけない事が一つ。だれもが昔はこどもだったのだ。そして、親は選べない。決して。

  • 混沌工房

    岩波書店版、光文社文庫版と読んできて、本書。イラスト豊富で注釈も多く読みやすい。いまどきケストナーを読む子どもはいるのか…とも思ったが、奥付見たら初版は2012年でわたしが読んだのは2016年5版。意外と健闘してる? 内容は言わずと知れたギムナジウムの少年たちの友情。他校生とのケンカ、度胸試しに飛び降りる等、男子っていつの時代もオバカだな〜と苦笑しつつも微笑ましい。いつ読んでも最後にうるっとしちゃうのだけど、感動ではなく、彼らが大人になれたか、明るい未来を見られたか…とか考えちゃうから。

  • april-cat

    『飛ぶ教室』祭り終了。光文社古典新訳文庫(岡沢静也)、偕成社文庫(若松宣子)、岩波少年文庫(池田香代子)、岩波書店(高橋健二)と読み比べ。結果、子どもにすすめるのなら、個人的にはこのつばさ文庫に軍配をあげたいと思います。いろいろと気になるところもないわけではないのですが、優れた点も多いと思います。まず訳が、多少くだけているきらいもあるけれど、子供向けの翻訳という難題を丁寧にしていると感じます。現実的に考えるとこれが一番訳としては良いと思わざるをえません。

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