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エヴァの震える朝 15歳の少女が生き抜いたアウシュヴィッツ 朝日文庫

エヴァ・シュロス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022619112
ISBN 10 : 4022619112
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1944年5月11日、エヴァ15歳の誕生日の朝、アムステルダムの隠れ家にゲシュタポが踏み込んできた。間もなく家族4人が乗った家畜用列車は、アウシュヴィッツへ。絶滅収容所の苛烈と、解放の足音と―。アンネ・フランクの義姉が告白する、『アンネの日記』の続きの物語。

目次 : 第1部 ウィーンからアムステルダムへ/ 第2部 アウシュヴィッツ・ビルケナウ/ 第3部 帰還―ロシアを通って/ 母フリッツィ・フランクによる追記/ 八十代のエヴァが語る、アウシュヴィッツとその後/ 写真で見るエヴァと家族

【著者紹介】
エヴァ・シュロス : 1929年5月、ウィーン生まれ。製靴工場を営むユダヤ人中流家庭に育つ。第2次世界大戦勃発前夜、ユダヤ人排斥のうねりが欧州に広がるなか、一家はウィーンを離れ、40年にアムステルダムに移住。近所には同い年のアンネ・フランクがいた。2年後には隠れ家に身を潜めたが、ナチスによって家族はアウシュヴィッツ・ビルケナウの強制収容所へ移送される。8カ月の強制収容所生活を生き延びて45年に解放される。帰国後、父と兄の死を知る。その後、同じく強制収容所を生き延びた母エルフリーデは、オットー・フランク(アンネの父)と再婚

吉田寿美 : 1937年、東京生まれ。58年、桜の聖母短期大学英語科卒業。洋画配給会社、出版社国際部などで勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キムチ

    帯には「腸チフスで亡くなったアンネ」が短い時間しか体験できなかった収容所の生々しい生活時間が綴られて行く。とっさの機転で母娘が離れることなくスタートも出来た(まもなく、選別にあいガス室送り?と危惧していたが)ソ連兵士の侵攻・救出で収容所を出る場面〜明るい陽射し、「この門を潜り抜ける事が出来る僅かな人たち・・その中に自分もいるのだ」と呟く場面。アンネの日記と異なり、信じ難いほど、淡々と状況を潜り抜け、どちらかというと楽観的ともいえる少女のエヴァの生の感慨が弾けたその瞬時は 胸が詰まる。解放後、ビルケナウから

  • 星落秋風五丈原

    エヴァは収容所での過酷な生活を余すところなく語る。その中には、生き残るためにユダヤ人の遺品を分別したり、父親がSSに気に入られている事を生かして食料を手に入れるなど、他者への慈愛や倫理面で考えれば、納得のいかない描写もある。しかし、弱い者は容赦なく切り捨てられる。隙を作らず、少しでも生きられる可能性が高い方を選ばざるを得なかった、生き残った者ゆえの葛藤がある。アンネがともすると「過酷な中でも明るさを忘れず生きようとした少女」として半ば神格化されているのに対して、生々しい。

  • かめりあうさぎ

    本書に記されているのは決して目をそらすことが許されない真実。人類の歴史の一部。絶滅収容所を生き抜いた人が書いた本で有名なものと言えば『夜と霧』があるが、こちらが大人の冷静な心理学者の目線による学術的要素を含んだ内容なのに対し、本書は15歳という人生で最も多感な時期に収容所を経験しなければならなかった少女の壮絶で絶望的な体験記。これほど嗚咽しながら本を読んだことは今までなかった。とにかく…圧倒的な一冊。

  • コニコ@共楽

    小川洋子さんが名作を紹介していたラジオ番組で、今年の1月に紹介された本。アウシュヴィッツ強制収容所が解放された1月27日に因んで選ばれた『エヴァの震える朝』のエヴァは、アンネ・フランクの義姉に当たる人で、エヴァの母フリッツィは、なんとアンネの父オットーと戦後、再婚して家族となっていたというのです。アンネとエヴェはわずか1カ月しか歳が離れていず、オランダの隠れ家にいたことも同じだったようです。アンネが書き綴った日記はドイツ兵に見つかったところで終わっていますが、この本はまさにその後の人生を語っていました。

  • スー

    94戦後アンネフランクの義理の姉になるエヴァはアンネの日記が有名になるのに複雑な心境だった。それは日記は匿われている時までで収容所の過酷な体験が抜けている代わりに私が抜け落ちた部分を書く。15歳の誕生日にゲシュタポに捕まり父と兄を失い母も衰弱していて自身も酷い凍傷になっていた。収容所での体験を読むと本当によく生き延びられたなと思うほどでよほど運が良いか人脈に恵まれないと難しいと感じた。エヴァは母親の親戚が看護婦をしているという幸運に恵まれ無事に生き延びられた。オランダを占領されてから追い詰められていくのが

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