Product Details
ISBN 10 : 4908148279
Content Description
"""本書は、仏教を理解しようとする多くの科学者や哲学者の必読書となるだろう。""
――心理学者・哲学者 アリソン・ゴプニック
""破壊的かつ包括的な批評である。""――哲学者 ジョナルドン・ガネリ
""本書で語られている仏教に関する議論や認知科学の知識は、この先日本でも常識になると思います。""
――藤田一照(元曹洞宗国際センター所長、『現代坐禅講義 ? 只管打坐への道』著者)
""現代の意識の哲学において最も重要な哲学者のひとり、エヴァン・トンプソンの初邦訳。哲学・科学・宗教を横断する壮大な思考が、丁寧な論証によって綴られた一冊。ダライ・ラマと共に科学と宗教の対話の場を創設した神経生物学者フランシスコ・ヴァレラの意志を継ぐ哲学者が、現代の仏教と科学の関係をどのように捉えているのか。意識とはなにか、自己とはなにか、この本を読んであらゆる観点から考えてみて欲しい。""
――下西風澄(『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』著者)
意識の哲学、認知科学の哲学を牽引する哲学者エヴァン・トンプソンの待望の初邦訳。
本書は、仏教を「心の科学」と考える仏教モダニズムや、マインドフルネス流行に対する挑戦的論考である。
仏教のとらえてきた「悟り」や「涅槃」は、脳科学によって解明できるのか。
仏教における「無我」や「自我」は、現代哲学の議論とどのように関係するのか。
現象学、認知科学、仏教哲学を横断しながら、仏教の教義を再検討し、現代世界の仏教哲学を提案することで東洋と西洋を超える思想を探求する一冊。"
【著者紹介】
エヴァン・トンプソン : ブリティッシュ・コロンビア大学哲学科教授。認知科学、心の哲学、現象学、異文化哲学(特に仏教やその他のインド哲学の伝統)の観点から、心、人生、意識、自己について執筆している。1983年にアマースト大学でアジア研究の学士号を、1990年にトロント大学で哲学の博士号を取得
藤田一照 : 東京大学教育学部教育心理学科卒業。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、曹洞宗の紫竹林安泰寺にて得度、僧侶となる。1987年よりアメリカ合衆国マサチューセッツ州のヴァレー禅堂で禅の講義や坐禅指導を行う。2005年、帰国。2010年より2018年までサンフランシスコの曹洞宗国際センター所長(第2代)を務める。神奈川県の葉山にて実験的坐禅会を主宰
下西風澄 : 東京大学大学院博士課程単位取得退学。哲学と文学を中心に執筆
護山真也 : 信州大学人文学部教授。研究分野は、比較哲学・仏教学。ウィーン大学博士課程修了(Dr.Phil.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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