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ワイルドランド 下 アメリカを分断する「怒り」の源流

エヴァン・オズノス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560092736
ISBN 10 : 4560092737
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

三都市に暮らす人びとのライフヒストリーと政治の中枢ワシントンでの出来事を交互に織り交ぜ、社会に断絶をもたらした淵源を探る。

【著者紹介】
エヴァン・オズノス : 1976年、英国ロンドン生まれ。ハーヴァード大学卒業。『シカゴ・トリビューン』の記者・特派員として9.11同時多発テロやイラク戦争を取材したのち北京支局長。この間、2008年にピュリツァー賞(調査報道部門)を受賞したシリーズに貢献。2008〜13年、雑誌『ニューヨーカー』の中国特派員を務めた。現在はワシントンDCを拠点に『ニューヨーカー』のスタッフライターとして優れたレポートを発信し続けるかたわら、ブルッキングス研究所のシニアフェローも務めている。邦訳書に全米図書賞を受賞した『ネオ・チャイナ』(白水社)ほか

笠井亮平 : 1976年、愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。在中国、在インド、在パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    (承前)荒野と化したアメリカで負け組にいると自覚した国民の怒りがトランプ政権を生んだが、原理主義的政策を要求するトランプ支持者と同様に反対派も自分たちの主張を一方的に貫徹するようになった。様々な思想信条の存在を認めた上で妥協や説得を行うのが民主主義のはずだが、その機能を政治が停止してしまったのだ。暴力との親和性が高いアメリカ社会にあって、防波堤となってきた政治が自らの利益のため率先して分断を煽る状況は正気とは思えない。次の選挙でトランプとハリスどちらが勝とうとも、敗者が結果を認めず内乱に陥る恐怖を感じる。

  • HANA

    アメリカの断絶をテーマにしたノンフィクション。本巻ではいよいよトランプ当選からコロナを経て議事堂襲撃事件まで。そのためか上巻のような貧富の差は影を潜め、革新対保守という構図になっている。ただコレ明らかに著者はリベラルで、トランプを批判する立場から書いてるよなあ。保守の立場の市井の人間も登場するが、文脈から批判的なトーンばかりが感じられるし。断絶をテーマにした本で、一方の立場からだけ書くのはどうかと思ったりするが、そういう意味で本書はまさに何者からも逃れられないアメリカの断絶を表した一冊だと言えよう。

  • 穀雨

    いよいよトランプ大統領誕生。「トランプの思考を理解しようとすることは、競走馬に走る理由を尋ねるようなものだ」という言葉には、うまいことを言うと笑ってしまった。アメリカ社会の分断を克服しようとする草の根の運動が各地で盛り上がっていることに希望を見出して本書は締めくくられているが、ことしの大統領選挙でもトランプ優勢が伝えられていることもあり、まだまだ楽観はできないだろう。

  • お抹茶

    トランプ大統領の登場,コロナ禍,連邦議会議事堂襲撃事件とエポックメーキングなできことが続く。その前から,人種問題,銃・環境規制の対立は深かった。ウェストヴァージニア州の炭鉱業界は規制強化を経済や健康のイエスかノーかの自らのアイデンティティに対する信認の論争に転換した。全米で最も連邦政府への依存度が高い州なのに,強い気概と独立心というストーリーに誇りを抱いていた。南北戦争の頃から,アメリカの政治文化は理性と暴力の対立。真実を完全に拒否する姿勢に慣れていっている。

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