Books

ネオ・チャイナ

エヴァン・オズノス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560084519
ISBN 10 : 4560084513
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

貧困と政治の軛から解き放たれ、人びとはカネと表現の自由と精神的支柱を求めはじめた。一党独裁と人民との相剋を描いた傑作ルポ。

【著者紹介】
エヴァン・オズノス : 1976年、英国ロンドン生まれ。ハーヴァード大学卒業。在学中も含め、2度にわたり北京に留学した。『シカゴ・トリビューン』の記者・特派員として9.11同時多発テロやイラク戦争を取材したのち、2005〜13年、同紙および雑誌『ニューヨーカー』の中国特派員を務めた。現在はワシントンD.C.を拠点に『ニューヨーカー』のスタッフライターとして優れたレポートを発信し続けるかたわら、ブルッキングス研究所のフェローも務めている。処女作である『ネオ・チャイナ―富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望』は全米図書賞を受賞したほか、ピュリツァー賞(一般ノンフィクション部門)の最初候補となった

笠井亮平 : 1976年、愛知県生まれ。在中国、在インド、在パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員を歴任。現在は岐阜女子大学南アジア研究センター特別研究員として南アジア・中国情勢に関する研究を行なっているほか、早稲田大学(2015年)および日本経済大学(2014年〜)で非常勤講師を務めている。『外交』誌(時事通信社)で中国関係の英文翻訳を担当するなど、翻訳者としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Miyoshi Hirotaka

    支那は機会に敏い。ロシアの後退を機に勢力拡張。満州からわが国が撤退し、ソ連型社会主義で権力が安定するまでは中ソ蜜月。ソ連崩壊の原因が情報公開と確信するや、徹底的な情報管理体制を構築。国内では人海戦術で検索を制限し、「あるもの」でも瞬時に「ないもの」に変える。国内の外国人記者を監視し、国外では親中の報道機関や活動家を抱き込み、非友好的な報道が制限されるよう工作する。建前上は和諧と中国の夢が目標だが、実態は、独裁の完成に向かっている。正義や公正という価値をめぐる潮流が確固たるものにならなければ、この国は危険。

  • Tui

    日中関係に縛られない視点から中国について書かれた本を読みたかったんです。著者は中国語に堪能なアメリカ人。愛国的な若い活動家から、体制に批判的な芸術家、市井の人々にまで、8年の滞在中に幅広くインタビューを行っています。政府も報道も信じられないが表では従うふりをしている、成功や近代化を享受しているが将来への不安は大きい…体制について否定どころか議論することさえも認めない一党独裁制のもとに生きる中国の人々の姿は、日本国内の報道で見聞きするよりも、ずっと穏やかで普通なのでした。

  • 田舎暮らしの渡り鳥

    「大衆」というよりも「ポピュラー」の奇妙なエピソードの積み重ねという感じ。その不思議な中国の空気をうまくすくっている。国際関係の安定も、地球温暖化などの世界的課題も、もはや中国なしでは成し得ない。過渡期の大国の奇妙さをうまくすくい上げている名作。

  • 勝浩1958

    日本に生まれて良かったと改めて思いました。中国は一党独裁が崩壊しないと、中国の市井の人々は幸せにはならないでしょう。自由に生きることが制約されているのだから、毎日が息の詰まるような日々だと思えます。

  • BLACK無糖好き

    目覚しい経済発展を遂げながら共産党の独裁体制を維持する中国。本書には様々な人が登場する。世界銀行の元チーフエコノミスト、政府批判も厭わない雑誌編集長、愛国主義者の大学院生、新進作家、反体制派芸術家、ノーベル平和賞受賞の人権活動家、自宅軟禁を逃れた弁護士、インフラの急ぎすぎた開発による災害被害者。道徳心の薄れた社会の負の側面も描かれる。世界がアラブの春に揺れた時期、中国は国内の治安対策予算が国防費を上回った(p258)。経済的な豊かさが広がる反面抑圧的な体制が支配する社会。13億人の心の拠り所は?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items