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ISBN 10 : 4588010743
Content Description
挫折した革命と夢破れたユートピアの記憶に宿るメランコリーは、左翼思想・文化をいかに形づくってきたのか。マルクス、ベンヤミン、ダニエル・ベンサイドらのテクストを背景に、ソ連芸術の諸潮流、ネオレアリズモの諸作品やテオ・アンゲロプロス、クリス・マルケル、ケン・ローチ、パトリシオ・グスマンらのイメージが織りなす喪と再生の左翼史。
目次 : 第1章 敗者のメランコリー(敗者とともに遭難/ 敗者の左翼 ほか)/ 第2章 マルクス主義と記憶(記憶の入口、マルクス主義の出口/ 未来の記憶 ほか)/ 第3章 メランコリックな映像―敗北した革命の映画(映画と歴史(歴史の映像形態)/ 戦後の体制復古 ほか)/ 第4章 植民地主義の亡霊(マルクスと西欧/ ヘーゲル的母型 ほか)/ 第5章 時の一致(ポルトボウ/ パリ ほか)
【著者紹介】
エンツォ・トラヴェルソ : 1957年、イタリアのガヴィに生まれ、ジェノヴァ大学で現代史を修める。1985‐89年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。パリの社会科学高等研究院で、ミシェル・レヴィ教授の指導の下に、社会主義とユダヤ人問題に関する論文で博士号を取得。ナンテール‐パリ第10大学の国際現代文献資料館研究員となり、サン・ドゥニ‐パリ第8大学や社会科学高等研究院で社会学を講ずる。ピカルディ・ジュール・ヴェルヌ大学教授を経て、コーネル大学教授。フランス語で著書論文を発表し、各種の新聞・雑誌に寄稿している
宇京頼三 : 1945年生まれ。三重大学名誉教授。フランス文学・独仏文化論。著書、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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