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百まいのドレス

エレノア・エステス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001155792
ISBN 10 : 4001155796
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いつも同じ服を着ている貧しいポーランド移民の女の子ワンダが、「ドレスを100枚持ってる」と言っても誰も信じなかった…。どんなところでも、どんな人にも起こりうる差別の問題を、見事に描いたアメリカの名作。

【著者紹介】
エレナ・エスティス : 1906‐88。アメリカのコネティカット州生まれ。1932‐40年、ニューヨーク公共図書館の児童部で図書館員として働く。『元気なモファットきょうだい』シリーズ、『百まいのドレス』がよく知られている。1962年に、さし絵も自ら手がけた『ジンジャー・パイ』でニューベリー賞を受賞

石井桃子 : 1907年、浦和市生まれ。編集者として「岩波少年文庫」「岩波の子どもの本」の創刊に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶんこ

    著者が経験した辛い体験を物語にした本でした。 子供達は、自分たちと少しでも変わっている子を排除というか、虐める傾向が今でもあるのではないでしょうか。母のいない貧しいワンダは、いつも同じ服を着ているのですが、ドレスを百枚持っていると話した事から虐めが始まりました。虐めの首謀者ともいえるペギーには、虐めているとの認識が無いのも、よくある話だと思いました。 ペギーの親友マデラインには、自分がされたらイヤだとの認識があり罪の意識を拭えません。 謝りたくても物理的に出来なくなった辛さがよく表れていました。

  • neimu

    小学生の時に読んだのに忘れられない。100枚もドレスの絵を描くことは出来ないけれど、いじめられた哀しさや悔しさは忘れられない。100枚絵を描いても、昇華することは無いだろうと思う自分を思うと、情けなくなるのだが。傍観者でいることは、何を意味するのか。思い出す度に重い気持ちになる本だが忘れられない。

  • tokotoko

    ★アメリカ★この本は、逆境でがんばりながらも・・・くじけそうな人に、きっと勇気をくれると思います。楽しくて、面白くて、元気がはじけてて、悩みもどこかへ吹き飛んじゃう!という児童書も多い中、この本は、悩みに思いっきりぶつかり、考え続け、そして進んでいく女の子達が主人公です。言葉が少なく、周りに理解されない子も出てきます。けれど、言葉の代わりにね、ずっとあるものを作り続けてます。それがやがて、一筋の光のように、相手の心に届きます。作り続けるってことが素敵だなぁ、って思います。強くて美しいなぁ、って思います。

  • はる

    読友さんの御感想から。少女達の繊細な気持ちが伝わってきます。独特の空気感は今と変わらない。人種差別の愚かさを、小さなドラマを通して描いています。石井桃子さんのあとがきで物語の背景が分かるのも嬉しい。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ)

    タイトルから気になっていた一冊。まさかイジメがテーマだとは思いませんでした。イジメに対して声を出すのは勇気がいるが、傍観している、見て見ぬふりはイジメと同じである。後悔先に立たずだと感じました。マデラインの変化した気持ちが、読者に少しても響き、自分がどう行動したらいいか考えるきっかけになって欲しいです。

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