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乾杯、神さま ルリユール叢書

エレナ・ポニアトウスカ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864882781
ISBN 10 : 4864882789
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

メキシコ革命を兵士として生きた後、労働者として、変動するメキシコシティの地を這って生きるヘスサという女性は何者か―ジャーナリストの経験を活かし、一個人の証言を多声的な“女性”の物語へと昇華させた、セルバンテス賞受賞の女性作家によるルポルタージュ文学の傑作長編。本邦初訳。

【著者紹介】
エレナ ポニアトウスカ : 1932‐。ジャーナリスト、小説家。パリに生まれ、1942年にメキシコへ移住。1978年、女性で初めて全国ジャーナリズム賞を受賞。本書とあわせて、『トラテロルコの夜』『ティニシマ』『レオノーラ』など、数々の作品が文学賞に輝く。文学創作に証言を織り合わせながら、強靱でしなやかな独自の文体を確立してきた。その功績によって2013年にセルバンテス賞を受賞

鋤柄史子 : 大阪府生まれ。メキシコ、チアパス自治大学先住民研究所にて修士課程修了、客員研究生を経て、2020年秋よりスペイン、バルセロナ大学社会人類学博士後期課程に在籍。現在の研究テーマはチアパスにおける文芸と翻訳の人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヘラジカ

    これは小説か、それとも伝記か。もしくは名もなき女傑による一つの伝説か。オクタビオ・パスが称したようにこれぞ現代の「口承文学」である。激動の時代にあって、数えきれないほどの職を経験し、男性や暴力や貧困など、ありとあらゆる敵と戦いながら生きたヘスサ。一方的に捲し立てるような力強い言葉の奔流には、口では愛を否みながらも端々に愛惜の念が感じられて、荒々しいだけではない人間らしい弱さにも魅了される。語りと騙りが混然一体となったロマン。無名の個人を歴史に残したと考えると感慨深い。素晴らしかった。

  • 駒子

    ヘスサの力強い言葉に圧倒されながら読んだ。生命力の迸る、時に激しすぎるような言動に魂が鼓舞されるようだった。エスピチュアリスモや知らない文化、料理などが出て来るのも興味深かった。カメムシ炒めなるものが出てきてびっくりしたので調べたら、その名の通りカメムシを油で炒めた料理で、桜エビみたいな食感で美味しいとのこと。ほんとかな?

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