エルヴェ・ル・テリエ

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異常 アノマリー ハヤカワepi文庫

エルヴェ・ル・テリエ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151201141
ISBN 10 : 4151201149
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

殺し屋、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男ほかを乗せた飛行機が乱気流に遭遇。乗客は奇跡的に生還したかに見えたが。

【著者紹介】
エルヴェ・ル・テリエ : 1957年、パリ生まれ。小説家、ジャーナリスト、数学者、言語学者。1992年より、国際的な文学グループ“潜在的文学工房(ウリポ)”のメンバーとして、小説の新しい形式と構造を探求する作品を発表。2019年、4代目の会長に就任する。2020年、本書『異常』にてフランス文学最高峰のゴンクール賞を受賞し、同国内で110万部を突破。40言語で翻訳が決まっている

加藤かおり : フランス語翻訳家。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 青乃108号

    第1部。9組の物語が描かれる。それは俺の記憶に留めておくにはあまりに多い。9組共に同じ旅客機に乗って、乱気流に遭遇したが無事に生還した事がそれぞれさりげなく、ほんの些細な事のように触れられている。そして彼らのもとに現れるFBI。えっ?そして第2部。驚愕の展開が訪れる。まさかそんな。これは想定外だ!別に9組のエピソードは記憶しなくて良かったんじゃないか。しかし。物語はまだ半分以上残っている。9組のエピソードはやはりそれぞれに展開していく。秩序は無視され、バラバラに。しかも倍になって。そして最後の

  • Kanonlicht

    章ごとに切り替わる別々の人物の日常は、映画「マグノリア」や「ショート・カッツ」を彷彿させる。職業も年齢も国籍も違う彼らには、唯一、最近搭乗したパリ―ニューヨーク便で乱気流に巻き込まれたという共通点がある。やがて、彼らこそが人類が経験したことのない異常事態の当事者たちとわかる瞬間の衝撃はすごい。しかもそれで終わらず、世界の根底を揺るがす仮説が飛び出し、あげく冗談とも恐怖ともとれるラストシーンにはしばらく放心状態になった。ぜひ連続ドラマにしてほしい。

  • 神太郎

    気になってた単行本がepi文庫化ですか!?てっきりSFから出ると思っていたのですが。読んでみて「これ、SFって括りだけじゃ説明できない!」って位ジャンルが切り替わりますね。タイトル見るとホラーっぽい。でも、序盤、中盤、終盤とコロコロその作風が変わる。終盤はなんとドラマチックなことか!てかこういう切り口もあるんだなぁ、このジャンルでと唸ってしまった。序盤の長い助走を耐え抜けば面白くなるけどそこまでが長いのが人を選びそうな所。

  • にいたけ

    フランスでベストセラー。斜線堂有紀さんが後書き書いてる。全く予備知識無しに読んだ。あらすじ書くのは差し控えるが例えれば、「宇宙人が攻めてきた🤔だけではなくAさんの家に宇宙人がやって来ました。Aさんはどうすべきですかねぇ🤔」「個別にやってくる宇宙人って何?何でうちに来るの?」自分事に考えると見えてくるものがある。その意味はどういうことなのか?意味付けすることは哲学的?なのか?自分が下した判断は正しかったのか?そういう事が怒涛のように描かれる。ミステリなのかSFなのかジャンル分け難しい。着地点わからんから☺️

  • かまる

    これは中々に衝撃的な作品。200ページ近くまで群像劇が続き、これは何の物語なのかと面食らった。が、その後に衝撃が、これは帯の通りあらすぎ検索はしない方が賢明。横文字の登場人物が多く心配であったが、背景がしっかり描かれていたので、人間ドラマとしても逸品。SF、ミステリー、哲学、宗教まで織り交ぜながら、それが違和感なく旨く纏まっており、今までにない読書体験。各々の選択はどんなに異常でありながらも日常へと帰結する。ふむ、考えさせられる。お勧めありがとう、とても好み。★4

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