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ISBN 10 : 4883034089
Content Description
オーストリアの現代は、二つの世界大戦での敗北、ハプスブルク王朝の崩壊/第一共和制/オーストロ・ファシズム/ヒトラーによる併合/第二共和制と目まぐるしく変わる激動の100年―ドイツよりも「味と苦み」のある歴史といえるかもしれない。オーストリア現代史の第一人者が芸術家の作品から庶民の日記にも触れながら生き生きと叙述する。現代ウィーン/オーストリアを理解する最適の歴史書。
目次 : 第1部 発展のプロット(政治文化の歴史的伝統/ 数の戯れ―人口/ 経済成長―数の戯れをもう一つ/ 階級と社会階層/ 政治陣営/ 矛盾したプロセス/ 大衆文化)/ 第2部 君主制時代(組織化した資本主義/ 支配体制―王朝的・官僚的官憲国家/ 世紀末の芸術)/ 第3部 第一共和制(断絶の演出―オーストリア革命/ 安定化を脅かすもの/ 世界経済危機とデモクラシーの危機/ ドイツ人のキリスト教的連邦国家―「オーストロ・ファシズム」/ 中心部から芸術の田舎へ)/ 第4部 ナチズム支配(併合(アンシュルス)/ 逆行的な近代化/ 権力の構図/ 死のさまざまな顔―またいかに国民がナチズムに熱狂し、ナチズムに耐え、ナチズムと戦ったか)/ 第5部 第二共和制(逆もどり/ 戦後世界/ 長い五〇年代/ 社会/自由=連立時代―反権威主義の波と消費社会の欲望)
【著者紹介】
エルンスト・ハーニッシュ : 1940年生まれ。若い時代に、文学者と時代状況を中心に研究。その後オーストロ・ファシズムの研究。ついでザルツブルク大学教授として、当地の地方史研究を進め、農村におけるナチズム、それに対するさまざまな組織の抵抗運動に関してたくさんの論文を書く
岡田浩平 : 1937年生まれ。1967年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1969年早稲田大学専任講師、1972年助教授、1978年教授。2008年定年退職。現在早稲田大学名誉教授。専攻は1933〜1945年の間のドイツ亡命文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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