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啓蒙主義の哲学 上

エルンスト・カッシーラー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480087713
ISBN 10 : 4480087710
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

啓蒙主義は、すでに乗り越えられた浅薄な思想なのか。のちの思想家たちから「反省哲学」「過去の思想」という烙印を押されてきたが、はたしてそうか。18世紀啓蒙主義の「明るい鏡」を現代批判の鏡として位置づけ、自らそれとの内面的対決を果たした著者は、批判精神に満ちた鋭い洞察力で、啓蒙主義の思考形式から「美学」の誕生までの諸側面を余すところなく分析し、その統一的結びつきを解明する。哲学者カッシーラーが従来の批判を排し、啓蒙主義思想の再評価を打ち立てた古典的名著。文庫化にあたり全編改訳。上巻は啓蒙主義の思考形式、自然観と自然科学、心理学と認識論、宗教の理念を収録。

目次 : 第1章 啓蒙主義時代の思考形式/ 第2章 啓蒙主義哲学思想に現われた自然と自然科学/ 第3章 心理学と認識論/ 第4章 宗教の理念(原罪の教義と弁神論の問題/ 寛容の観念と「自然宗教」の成立/ 宗教と歴史)

【著者紹介】
エルンスト・カッシーラー : 1874‐1945年。ドイツの哲学者、精神史家。新カント派の立場から出発。1919年ハンブルク大学教授に就任、世界認識の根本形式を分析して、独自の文化哲学を構想。29年同大学総長となるが、ナチス政権成立により亡命、のち渡米してイェール大学、コロンビア大学教授、45年急逝

中野好之 : 1931年生まれ。東京大学経済学部卒。元・国学院大学、富山国際大学教授。イギリス思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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