Product Details
ISBN 10 : 4480094946
Content Description
新自由主義が台頭し、経済のグローバル化が進展するなか、政治的シニシズムが蔓延し始めている。こうした状況下で、新たな「政治的想像力」はいかにして可能か。本書はグラムシの思想のほか、ラカン、デリダといったポスト構造主義を摂取し、階級や革命的主体概念に依拠する古典的マルクス主義を脱構築、新たなヘゲモニー概念を提起したポスト・マルクス主義の記念碑的著作だ。反核運動や性的マイノリティ、フェミニズム、エコロジー運動など新しい社会運動と労働闘争との「節合」が必要と説く本書は、「ラディカルで複数的なデモクラシー」を構想するための必読書である。最新第2版の新訳。
目次 : 1 ヘゲモニー―概念の系譜学(ローザ・ルクセンブルクのディレンマ/ 危機、零度 ほか)/ 2 ヘゲモニー―新たな政治的論理の困難な出現(複合的発展と偶然的なものの論理/ 「階級同盟」―デモクラシーと権威主義のあいだ ほか)/ 3 社会的なものの実定性を越えて―敵対とヘゲモニー(社会形成体と重層的決定/ 節合と言説 ほか)/ 4 ヘゲモニーとラディカル・デモクラシー(民主主義の革命/ 民主主義の革命と新しい敵対関係 ほか)
【著者紹介】
エルネスト・ラクラウ : 1935年アルゼンチン生まれ。政治学者。同国での政治活動のため、69年にイギリスへ亡命。ロンドン大学の教授等を経て、エセックス大学教授
シャンタル・ムフ : 1943年ベルギー生まれ。政治学者。ロンドン市立大学の教授等を経て、現在、ウェストミンスター大学民主主義研究所所長
西永亮 : 1972年生まれ。小樽商科大学准教授。政治思想史を専攻
千葉眞 : 1949年生まれ。国際基督教大学教授。政治思想史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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またの名
読了日:2017/05/21
34
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