さいごの さよなら

感性豊かな文章と美しいジオラマで描くエコロジー絵本シリーズ完結！
「ありがとう、だいすき」って伝えて、ちゃんとお別れするために‥

愛する者の死を悼むのは、人間だけでしょうか？
いいえ、マダガスカルの木々の梢から太平洋の大海原まで、この星のいたるところで、たくさんの動物たちが、弱った仲間によりそい、いたわり、その旅立ちを深く悲しみながら看取っています。
群れ全体で大きな音を立てる種もいれば、ささやかな供物をそなえて静かに見送る種もいます。
本書には、最新の動物研究が解明した、自然界のさまざまな「弔い」が登場します。
この惑星に満ちている生と死のドラマ、命と愛の連鎖を感じとってみてください。
「このすばらしい絵本は、動物の感情や絆の探求をつうじて、子どもたちが死について語るための方途を注意深く切りひらいてくれている」――マーク・ベコフ博士（『動物たちの心の科学』著者）

【著者紹介】
エリン・ケルシー : ＰｈＤ。カナダ出身の科学教育者。環境保全と環境科学教育の世界的スポークスパーソン。２０１４年にはＴｗｉｔｔｅｒ（現Ｘ）で、海洋保護の成果を共有するキャンペーン「＃ＯｃｅａｎＯＰｔｉｍｉｓｍ」を共催し９０００万人以上の賛同を集めた。本シリーズ全４冊は高く評価され、本書はアメリカのカーカス・レビュー社主催「２０２０年最良の絵本賞」を受賞

ソイアン・キム : カナダを拠点に活躍する韓国出身のアーティスト、芸術教育者。身近な素材と高度で繊細な描画技法を融合させた立体作品を専門とする

光橋翠 : 博士（社会科学）。持続可能な社会の実現に向けて、地域の野外環境教育の支援や人材育成、国内外での研究活動に従事。サステナブル・アカデミー・ジャパン共同代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）