Product Details
ISBN 10 : 490099751X
Content Description
1957年フランス、二人の駆け出しの映画作家が、世界で初めてヒッチコックの全作品を徹底的に論じ上げた——。秘密と告白、運命と意志、悪の誘惑、堕罪と救済、そしてサスペンス。通俗的な娯楽映画という世評に抗し、ヒッチコックの華麗な演出に潜む形而上学的主題へと迫った、ヌーヴェルヴァーグによる「作家主義」の記念碑的書物。
「ヒッチコックは、全映画史の中で最も偉大な、形式の発明者の一人である。おそらくムルナウとエイゼンシュテインだけが、この点に関して彼との比較に耐える。(……)ここでは、形式は内容を飾るのではない。形式が内容を創造するのだ。ヒッチコックのすべてがこの定式に集約される。我々が証明したかったのはまさにこのことである。」(本書「結論」より)
【著者紹介】
エリック ロメール : 1920年3月21日生まれ。本名モーリス・シェレール。シネクラブを組織しながら1950年に『ガゼット・デュ・シネマ』誌を発刊。その後『カイエ・デュ・シネマ』誌を中心に映画評を執筆する。1957‐63年、同誌編集長。『獅子座』(1962)で長篇監督デビューし、「ヌーヴェルヴァーグ」の中心的な一人となる。2010年1月11日死去
クロード・シャブロル : 1930年6月24日生まれ。シネクラブでロメールらと出会い、『カイエ・デュ・シネマ』誌を中心に映画批評家として活躍。1958年に「ヌーヴェルヴァーグ」の長篇第一作となる『美しきセルジュ』で監督デビュー。2010年9月12日死去
木村建哉 : 1964年生まれ。映画学、美学。専門は映画理論・映画美学、古典的ハリウッド映画研究。成城大学文芸学部准教授
小河原あや : 1976年生まれ。映画学、美学。専門はフランス映画、とりわけエリック・ロメール。成城大学文芸学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Isamash
読了日:2022/01/10
GO-FEET
読了日:2015/03/07
uchiyama
読了日:2022/11/19
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