エリック・ホッファー

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大衆運動 新訳版

エリック・ホッファー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314011891
ISBN 10 : 4314011890
Format
Books
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宗教運動、民族主義運動、ファシズム、ナチズム、コミュニズム、排外主義…何が人々を集団行動にのめりこませたのか?1930年代のヒトラー台頭を機に大衆運動について思索をはじめたホッファーは、そのころ出合ったモンテーニュの『エセー』に魅了され、思考を文章にすることを志す。1951年、ホッファー49歳の年に刊行された『大衆運動』は世界的なベストセラーとなった―肉親との死別、貧困の日々、自殺未遂…数々の苦難を乗り越え、独学で築き上げられた思考の結晶。

目次 : 第1部 大衆運動の魅力(変化を求める欲望/ 身代わりを求める欲望 ほか)/ 第2部 運動に参加する可能性のある人々(社会における好ましからざる人々の役割/ 貧困者 ほか)/ 第3部 統一行動と自己犠牲(自己犠牲を促進する要因/ 統一の原動力)/ 第4部 運動の発端から終焉まで(言論人/ 狂信者たち ほか)

【著者紹介】
エリック・ホッファー : 1902年、ドイツ系移民の子としてニューヨークに生まれる。七歳から一五歳まで失明状態に陥り、正規の学校教育はまったく受けていない。視力が戻ってからは農園や金鉱、港湾などで働きながら、1951年に第一作となる『大衆運動』を発表。その後も六五歳で引退するまで沖仲仕として働き続け、1964年から数年間はカリフォルニア大学バークレー校で政治学の講義も行った。1983年逝去。アメリカ大統領自由勲章受章

中山元 : 1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    1951年のホッファー第一作。最近日本で起こった射殺事件の犯人にあてはまるところが非常にあるが、ナチやスターリンの周辺を主に例に挙げている。重複して語られるなどまとまっていない印象も持つ。「大衆運動の初期は活動的な段階であり、中心を占めるのは忠実で、聖なる大義のために自分の命を犠牲にふる準備が出来ている狂信的な信仰を抱く人々。支持者の中心となるのは、欲求不満をもつ人々。民衆に魂を震撼させるように熱狂を生み出す必要がある。中間層は変化を好まない傾向がある。政治的経験のある人は、遅れてやってくる」

  • noko

    全ての大衆運動の初期の支持者で中心となるのは、欲求不満を持つ人々。成功を実現した人や満ち足りた人は根本的革新から顔を背ける、未来に大きい希望を持つ人は今を破壊して新しい世界を作り出そうとする。変化を起こすには今に不安を抱いていないと。自分の生活が修復出来ないまでに損なわれていると考えてる人が切望するのは、新しい生活か生まれ変わる事。大衆運動はこのような人にチャンスを提供している。欲求不満をもつ人に大衆運動は生きがいを与えている。他にも大衆運動にはお金儲けの為に参加している人、その他もいて一つの集団になる。

  • noraneko

    昨今の色々な事象・ムーブメントに対しての納得がいった。 社会に不満を感じている人を集め、指導者が統一する。 そして組織を作り変え、凝り固まれば再び運動で壊すサイクルができている。 ただ良い方向に活力が向かえば社会の活性化に向かう。 ジョージ・オーウェルの動物農場を思い出した。

  • 海冨長秀

    「自らが卓越した人物であると主張する根拠がないと考えれば考えるほど、人は自分の国や宗教や聖なる大義が卓越したものであると主張するようになる」「私たちが大衆運動に参加するのは、個人の責任から逃れるためであり、(略)」1950年位に書かれた本であるのに、「ふつうの日本人」と主張する人など、現代日本にもとてもよく当てはまる。私自身に当てはまるとは思いたくないが、改めて再点検しながら再読したいと思う。また原著も読みたいと思った。

  • Yoshi

    大衆運動に関しての洞察。 アフォリズムが秀逸で、よくもまあここまで上手に言い表したと感嘆する。 現在から不安や欲求不満を作り出し、未来へ向かう力。 それに対して賛同する指導者と言論人、知識人、活動家とが絡み運動をおこし変革や革命をしていくというそれの中にも良いものと悪い物で分けていたり、芸術との絡みの話も面白く、芸術に失敗した人達がこれらに関わりやすい事や、創造性をやめ模倣に逃げた人たちがこれに賛同しその自己欺瞞ゆえに狂信者になる等示唆に富んでいると感じた。

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