エリザベス・ボウエン

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友達と親戚 ボウエン・コレクション 2

エリザベス・ボウエン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336071033
ISBN 10 : 4336071039
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スタダート家の長女ローレルとティルニー家のエドワードの結婚式は朝から雨が降っていた。そのすぐあとローレルの妹ジャネットが、家族の意表をついて、メガット家のロドニーと結婚する。エドワードの母レディ・エルフリーダは5歳の彼を捨てた。コンシダイン・メガットとの関係が露見し、夫が即離婚したからだ。ロドニーはこのコンシダインの甥で、広壮なバッツ・アビーの後継者。スタダート家とティルニー家はこの「醜聞」を介して婚姻関係を結ぶ。10年後、姉妹二組それぞれに子供も生まれる。星霜を経てエドワードとジャネットの間によみがえる秘めた想い、二人のその有様を子供たちが見ている…。チェルトナムとロンドンなどを舞台に秘密が織りなす三世代の葛藤を、ゴシック屋敷の四季に描くボウエンの才気。

【著者紹介】
エリザベス・ボウエン : 300年続いたアングロ‐アイリッシュの一族として、1899年アイルランド・ダブリンで生まれ、1973年ロンドンの病院で永眠した。二つの祖国を持ち、二度の世界戦争と戦後の廃墟を目撃し、10篇の小説と約100篇の短篇その他を遺した。ジェイムズ・ジョイスやヴァジニア・ウルフに並ぶ20世紀を代表する作家の一人。気配と示唆に富む文章は詩の曖昧性を意図したもの。最後の長篇『エヴァ・トラウト』はブッカー賞候補となった

太田良子 : 1939年東京生まれ、旧姓小山。東京女子大学卒、1962年受洗、1964年結婚、1971‐75年夫と長女とともにロンドン在住。1979年東京女子大学大学院修了、1981年東洋英和女学院短期大学英文科に奉職。1994‐95年ケンブリッジ大学訪問研究員、1998‐2009年東洋英和女学院大学国際社会学部教授。東洋英和女学院大学名誉教授、日本文藝家協会会員、エリザベス・ボウエン研究会代表、日本基督教団目白教会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 刳森伸一

    地味だが繊細な小説で、感嘆はするけど、面白いかと問われるとやや微妙。いや確かに面白いんだけど、重要な出来事をわざと目立たなく書いているので、もっとスッキリ書けばいいのにというフラストレーションが溜まる。それがいいのかも知れないが、私のようなガサツな人間には少し辛い。あと、原文が難しいのか翻訳が拙いのかが判断しかねる訳文が気になるところ。

  • いっこ

    タイトルや登場人物の階級に、ジェーン・オースティンの小説の雰囲気を期待するも、難解な表現に途中でやめたくなる。平穏を取り繕おうとする二組の夫婦やその縁戚たちに、じわりと影響を与えていくシオドラ・サードマンの存在が、最後まで読み通す牽引力となった。訳のせいで難解なのかと思ったが、解説を読むと難解構文はボウエンの特徴とのこと。アガサ・クリスティーが好きだった作家の一人だというが、人間観察力の鋭さが共通していると思った。

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